サマサマレーシア

意識低い系マレーシア生活

マレーシアで映画を見ているとセレブ気分になる話

マレーシアに来るまで、自分そんなにシネコン行ってたか?というレベルでした。

でもマレーシアに住んで以来、「暑いなあ、暇だなあ、出かけるか」というノリで、ファストフードでドリンクをM→Lサイズにする気分で映画に行きます。

あ、M→Lのくだりは、ちょっと意味不明ですね。

 

しかもうちはセレブりたいのでいい席がとれなかった時に仕方なく、GSC(ゴールデンスクリーンシネマ)なら、なるべくゴールドクラスでみます。

ゴールドクラスというのは飛行機のファーストクラスぐらいの席で、少ない座席でゆっくり観れる席です。しかも上映前にラウンジがあって優雅にコーヒーを飲んだりできます。

 

まあだいたい、映画の前はラーメンをがっついて食べてギリだったりするので、一度も利用したことありませんが、ラウンジ。

 

しかもそれでいて日本の映画館よりも値段が安い!安いしか連呼してないけど、ほんとに毎回、毎回そればっか。

 

でもその割には青年実業家がケバいチャンネー連れてる!みたいな客層ではないのがいいかな。昭和臭がすごいですね、ザーギンでシースーみたいな。青年実業家ってのもなんだかよくわからない商売ですが。

 

ただし疲れている時は座席はフルフラットに近く、ブランケットまであるため、猛烈な睡魔との戦いになります。

ファンタビ(ハリーポッターのスピンアウトの作品)の時は、なぜか開始直後に寝てしまい、途中から観ました。家に帰ってからYouTubeでトレイラーを見直し、子どもに筋を聞いて話を補完しました。

なのでもしかすると私だけのオリジナルストーリーになっている可能性が高いです。

 

あと、日本でおなじみ「映画泥棒」が観たいなあと、風邪薬やよく強盗に入られる宝石店のCMを見ながら思ったりします。

それにしてもポップコーンをもうちょっときちんと炒ってほしいです。箱の底の方は小石か!っていうぐらいとうもろこしの粒だらけ……。

クアラルンプールで個人で引越しをする時にローカル会社に頼んだ話

なんとなく安そうだなというので、ローカルの引越し屋さん(インド系)に依頼しました。

英語とマレー語の対応となります。

結果からいうと何の問題もありませんでした。むしろ前乗りできてあらかじめパッキングしたり、当日家具を動かしたり、不用物の回収(IKEAのクローゼット)まで、no extra chargeでした。

ローカルの引越し屋さん、想像するに博打みたいなものじゃないかと思っていましたが。アレやコレや最悪のケースを妄想想像して勝手に「安かろう悪かろうじゃないのか?」と

 

日系、ローカルと見積もりを何社かとりましたが、最高で値段の開きが3倍もありました。これは日本でも同様だと思います。

 

回し者じゃないので、どこに頼んだかとかは書きませんが、前日の前乗りでパッキングで2人。当日の引越しで8人ぐらい来ました。そりゃ早く終わるわ。

当日は多いかなと思ったけど、いい仕事をしてくれるんじゃないかという期待を込めて、ちょっと大判ぶるまいかなと思ったけど全員にRM10(あれ、RM5だったかな←でたよ、このいい加減さ)渡しました。しかも最初に!

いやどうせ渡すなら最後じゃなくて、最初でしょ。

 

ボスはインド系の方でしたが、この人がガンガン指示出ししてすごい。これぞ人海戦術だなとある感心している間に終了。

 

でも貴重品類は最初に全部除けておきました。こうしておくことで、後々お互いが嫌な思いをしなくてすみますからね。

現金、パスポート、貴金属、腕時計、PC、スマホ、ちょい高額な電化製品などをまとめてスーツケースやキャリーバッグにイン。

後から一つ、ありえないぐらい重いバッグがあったので開けてみたら、旦那がクソ重いトランスを4つも入れていました。入れるな、そんなもの。

 

ところで噂には聞いていましたが、こっちの引越しって、家具は基本ビニールでぐるぐる巻きにして養生して運ぶという。うちが頼んだとこはダンボール箱も使っていました。しかも新品。これは段ボール箱がなぜか貴重なマレーシアでは珍しいらしい。もちろん箱代、とられましたけどね。

海外引越しとかじゃないのに、わずか1日で新品段ボールがゴミと化すのはもったいないけど、絶対に誰か回収してどっかで使われているor売られていると思う。

 

というわけで、今回も大家から追い出されたらまたここにお願いして引越しをします。

できたら引越しかんべんだけど。

 

 

 

 

 

日本からの荷物が税関で止まっているという通知がポストにあった時 その3

 

ということで、POS Malaysia内へ潜入、じゃなくて普通に窓口へ。

ガードに事情を話すと、英語があまりわからなくとも窓口を指差しで案内してくれる。

 

だいたいここに来るのはそういう輩ってことなんでしょう。

というのも人のことなど1ミリも言えたもんじゃないんだが、ここにきてるのは他国から送った荷物が引っかかった輩ばかり。

荷物も見るに、中国が多い。しかも慣れているようで「ダメ元で商用申請しないで、私物で送っちゃえ」みたいなね。

 

まずは例の通知を見せると、荷物はあっさり引き渡してくれた。

くれたのだが、まずは「あのカウンターで荷物を確認してくれ」と言われる。密輸とかで捕まるってこういう感じ?

 

指定されたカウンターに行くと、モスリムの女性係員が「荷物を確認します」と言われる。記憶が確かじゃないんだが、すでに荷物が開封されてたんだっけな?

 

ここから尋問口調で「新品の服は何枚ありますか?」と聞かれる。

実はここが問題だったのだが、母がいい加減に枚数を少なめに記入したのだが、valueだけ正確な金額を記入していたために、この乖離が焦点に。

 

ここで若干パニくって、本当は9着のところ、5着とか言ってしまう。明らかな嘘をついてしまう。もはやグダグダ。

自分、取調室とかに連行されたら、やってもないのに「やりました」って言っちゃうタイプだな、たぶん。

 

係「9着あるじゃない」(怒)

私「えー、そ、そうですか。じゃ9着」

係「何枚あるの?」(怒)

私「9着」

 

なんで5着とか言ってる自分が意味不明。

 

係「これね、全部新品よ。しかも高額だから今から全部課税します。」

 

係員、電卓を叩いて課税額を告げる。

というか探したのだけど、この時のレシートが出てこなかった。

 

思ったよりも高額じゃなくてほっとした。

ちなみに課税された支払いは現金のみ。

 

ちなみにいくらぐらいから課税されるのか、次回に備え反省のため聞いてみました。

 

係「だいたいRM500ぐらいね」

 

マレーシアのことなので、おそらく対応する人によるかもしれませんが、日本から何か送る場合はValueのとこに¥15,000以上は記入しない ¥15,000以上にならないようにしたほうがいいかと思います。

 

手渡された後、支払い金額が書かれた紙を持ってペイメントのコーナーに向かいます。

ここでバックれて帰ってはいけません。最後の出口で支払い完了したレシートの提示を求められます。

 

ちなみにここで一番多かったように思えるのが中国本土から送られてきたと思われる荷物でした。

 

帰りがてらKLIA2で昼ごはんを食べ、例の場所をチラっと見てきました。

 

それ以来、特に問題なく荷物は届きます。なんといってもセパンのPOS Malaysiaは、普通に遠いのでちょくちょく呼ばれて行きたくないので。

 

 

 

 

 

 

日本からの荷物が税関で止まっているという通知がポストにあった時 その2

 

tetari.hatenablog.com

前回からの続きです。

ラッキングを確認しても相変わらずステータスは変わらず、そのまま税関に止められています。

明らかに嫌な予感がしてきました。

そしてある日、家のメールボックスになにか入っていました。

 

郵便局、つまりPOS Malaysiaからです。

さっそく開けてみると…

税関で荷物を預かってます。取りにくるか、この荷物を破棄するか選択してください

 

あれはちょうどKLIA2内であの事件が起きて間もない頃。

KLにも日本から報道陣がたくさんやってきて取材にきてましたね。

ちなみにKLIA2はLCC専門のターミナルです。

 

それはそうとして、こっちもKLIA2の近く(今年からは開催されないけどF1サーキット場の近く)まで行くことになりました。

 

結構な枚数を送ってもらったので、破棄してもらうのはちょっと、ってことで。

 

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POS Malaysiaの外観です。物流とか倉庫とかあって、道も広くて、そして何もない。

 

公共交通機関ではアクセスかなりめんどくさそうなとこです。

私はWAZE(GPSアプリ)を使って車を運転していきましたが、それ以外だとGrabでアクセスするしかないな、だめだったらどうすんの?という絶望的な孤島感。

 

実はうちの車には大枚はたいて入れたGPSついているのですが、ものの半年で使わなくなりました。

というのもマレーシアの道はインフラ整備が激しくて、毎月のようにルートが変わったり新しく高速がつながったりするためすぐにマップが古くなっちゃうという。

アップデートもサポートされなくなってしまい、もはや飾り。

テレビとか、ゲームできたりとか要らないから自動アプデしてほしかった。

結局スマホのアプリ最強かい!

 

さてゲートでセキュリティに目的を聞かれたので、書類とパスポートを出して、理由を説明しようとしたら食い気味に「OK,lah」と言われ、中に入れてくれました。

路駐したくなかったので、助かった。

時間がかかることを考えてなるべく日陰がある駐車スペースを探して、車を止め、建物中に入ってみました。

小心者なのでちょっとテンパる。

 

日本からの荷物が税関で止まっているという通知がポストにあった時

たまには己のポカから身を持って学んだマレーシア生活のライフハック的なことを書いてみることにします。ライフハックって言いたいだけなので、たいした話ではないんですが。

 

最近は海外発送してくれるサイトやサービスも増えてきましたが、そうはいかない時もあります。

例えば服とかはまず実家に送ります。そこでused clothesっぽく加工してもらって(開封して値札とか外して)送ってもらう方式をとっています。

 

そもそもそんな手間をかけるようになったのは、新品で服をたんまり送ってもらったがために、KLIA近くセパンのPOS Malaysiaでこっぴどく叱られたからです。

 

ちなみに、ちょいちょい必要なものを実家から送ってもらってるだと?いい年をしたみっともないすねかじりなやろうだな、とかのお叱りはいりません。時折それなりに罰はあたっていますので。

 

さて日本から荷物を送る場合はEMS。Trackingができますからね。さすがにケチって船便とかないわ。

 

新品の洋服を送ってもらった時の話です。すでに荷物はマレーシアに入っているのに、税関からびくとも動いてないのが判明。

この時はまだ「おい、ちゃんと仕事しろよ」みたいな超上から目線なことを心の中でつぶやていました。

いやそれどころか、税関はきっちりと仕事をしていることがのちのちわかる羽目に。

 

 

マレーシアで宝くじを買ってみた話 後編

tetari.hatenablog.com

宝くじの販売店だが、車から降りる時に財布を持たず、パンツの後ろポケットにRM5札を直入れしてきた自分の判断は正しかった。

 

中はガランと殺風景でガラスの窓口が4つぐらい並んでいる。

壁の片側に記入台のようなものがあるが、紙くずだらけ。

 

そして何よりもここにいる人たちの本気オーラがすごかった。

昭和の時代なら「本気と書いてマジと読む」みたいな感じ。

話のネタにウケ狙いで出かけた私は、軽くひく。

 

みんな高額当選なんかまるで考えていない。

どの人を見ても「手堅くがっちり確実に仕止める」という意気込みなのか、一番当選率が高いと思われる4つの数字を選ぶだけ!の日本でいうナンバーズ(だっけ?やったことないからわからないんだけど)の4D(だと思うたぶん)にしか、張ってない。

隣の人が握りしめた紙をチラ見すると、そこには4つの数字が。

欲望渦巻くとかそういうことにエネルギーを使うよりも、少額でもいいから確実に賞金を手にしたい。そんな感じが伝わってきた←勝手な思い込み。

 

見ているだけでお腹いっぱいになってしまったが、それでは話にならない。

なのでとりあえず列に並ぶ。

窓口で(おそらく中国語で)何か聞かれたが、なぜかものすごくテンパってしまい、適当にうなずいていたら、無事に発券してもらえました。

私はいったい何を買ったのでしょうか?

 

何を買ったかわからなくても、アプリを入れたので抽選時間が過ぎたらQRコードを読み込ませるだけ。

どうせ当たるわけがないのでそのまま冷蔵庫にマグネットでくっつけておいて放置すること1ヶ月。

ある日ふと思い出して、チェックしてみたら、なんと画面にはクラッカーがパーン!となるCG「You Won」の文字とともに。

末等のRM5あたっていました。注ぎ込んだのがRM10だったので、博打にしては戻ってきた方じゃないかと。

 

もっとおもしろいかと思ってやってみたけど、意外とつまらなかった、というのは世の中よくある話です。

換金しに、またあそこまで行くのかと思うとめんどくさくて、まだ行ってません。

 

 

 

 

 

マレーシアで宝くじを買ってみた話 前編

日本で宝くじっていうと、「年末年始」あるいは「夏」の風物詩。

今年もやってきました!億万長者は誰に!みたいな感じでテレビのニュースでも定番のまったり系時事ネタ。

 

でも、基本はギャンブル禁止のマレーシア(除くゲンティンハイランド)では、宝くじなんか街のど真ん中でおおっぴらに売ってるわけがない。

宝くじ=完全に博打

というわけで、そんな亜世界に引き寄せられるごとく買ってみた時の話です。(え?私ですか?もちろん長者ではなくて亡者ですよ)

 

まずは宝くじについて調べるとこから始まる。

magnum4D、DaMaCai、TOTOとか流派(笑)があるようなのだが、日本でいうナンバーズとかロト6とかそんな感じ。

ざっとサイトとかを見て仕組みを学び、いい加減に電卓叩きながら当選確率計算してみたところ、いわゆる高額当選(数千万以上)は、日本のそれよりもはるかに酷い率。

気分的には中東に石油堀りにいって油田見つける方が楽なんじゃないか?って思えるぐらい酷い当選確率。

そして次に難関だったのが、販売店を探すこと。正直な話、どの流派で買うにしても直近の店は近所でもほぼ行ったことがないローカルエリア。

 

グーグルのストビューで確認しても家の窓グリルだらけだったりするエリア。

ここで車停めてそんな悠長に「数字を選んで〜」なんてやって大丈夫か?行く前から腰がひける。

でも金の亡者なので、そこは旦那をたきつけて一緒に行くことに。最初は全く乗ってこず、むしろ完全に嫌そうにしていた。

「当たったら、一番小さくてビューはいまいちだけどブキビのパビリオンエリートの部屋を買うよ!」と、具体的ではあるが現実味は皆無の説得でしぶしぶ承知。

買いに行った先はmagnum4D。なぜかというと、ここは専用アプリがあって、買った宝くじのQRコードスマホで読み取るだけで抽選後のアタリハズレが瞬時で判明するらしいから。

 

さて実際に行ってみて、その場末感に圧倒された。

敢えて日本で例えるとしたら、おそらくハズレ馬券が舞う競馬場から最寄り駅へ続く「おけら街道」じゃないかと思う。

そこだけ重力(G)が違うんじゃないかってぐらいの軽い歪み感。

足元はサンダルじゃなくて、今度こそ捨てようと思っていたビーサンでよかったんじゃないかと軽く後悔。