さて外面が異様によい私は、初対面で人になめられることが多い。
ふだん自分のブログなんて読み直さないから確かそんな記事書いたなと探すのにすごい大変だった。
まあ、この時はオラオラオーラ(基本、海外の公共の場では威嚇モード)をオフにしてたんだろうな。
しっかし、なめられたもんだわ。
オンタイムでブログは書かないので、これも今年に入ってからの話だが、最近の話ではない。タイムラグというか、自分自身の記憶すら曖昧になるレベル。
SNSでリアタイで旅行中ってやらかして泥棒入られたとか、ストーカーに身元特定されたとかそんな話が多いのでこんなババアでも用心、用心。
さて、ものすごい久しぶりに某観光地に行ったらけっこうまあまあ混んでいて、疲れたのでボバを読みながら外の日陰のベンチである日本の本を読んでいた。屋内だとオミクロンもらいそうなので外が安心。暑いけどな。
この時は国境が開いてないし、国境なんて開かないがデフォ!異論は認めないってぐらいの時期だったので、こんなもの読んでいても外国人旅行者とは思われまい。
蚊に刺されないように、日陰でも風通しがよくそばに草むらとかない公園のベンチだ。
そこに1人の女性がやってきて一旦前をとおりすぎたと思いきや、また戻ってきた。
もうデジャブすぎるんだが、「その本は何語ですか?」と聞かれたので「日本語です」と本を持ったまま視線だけ合わせて答えるという塩対応。もちろん笑顔なし。
さらに畳み掛けるように「あなたは日本人ですか?」きたので「どう思います?」と、ふつうの状況なら質問に質問で返すという、相当やったらいけないスタイルで答えました。
だが、悪いことを企んでる(であろう)輩というのは、この程度じゃひるまないというも、この年になるとわかっている。
すると日本人と解答していないのに、食い気味に「私は兄が日本にずっと行っています。私も日本に興味があります。日本語も勉強しています。私と一緒にお茶でも飲みがてら日本のことを教えてくれませんか?」という古典的なフレーズを投げてきた。
素晴らしいですね!こちらとしてもここはポライトな対応を心がけたい。
「おお!あなたは日本に興味があるのですね!それは非常に嬉しいです。ぜひ一緒にお茶でも飲みましょう」
とは言わずに、
ポライトに「実は私は今お財布を落としてしまって、お金がないのです。どうしたらいいと思いますか?」と表情も変えず淡々と嘘を言いました。
私にしてはとても丁寧できれいな英語で、です。
女性は能面のような表情になり小さな声で「See you」と言って足早に立ち去りました。
私は今まで「足早に立ち去る」というのが、どのぐらいのペースの歩き方かわからなかったのですが、その女性を見て「足早に立ち去るというのは、こういうことか!」と、体感としてわかりました。
そもそも、その女性は人のことを誘うにしても何ら身分や名前を名乗らなかったわけでね。
さらに「日本語を勉強しています」と言っているのに、日本語で本のタイトルが大きめに書いてあるのを見て「それは何語ですか?」とやらかす詰めの甘さ。
最近マレーシアに来た人は知らないかもしれないけど、イカサマポーカーや詐欺話、寸尺詐欺とかで、けっこう日本人カモられていたんだよね。
うちの旦那なんて、来馬当初はけっこう見た目ガチガチに日本人だったから、何度か声かけられてて笑ったわ。
この人がそうかどうかは知りませんが、詐欺師だったらツッコミどころ満載で、「はい、やり直し」ってレベル。
ていうか、今こうして再び思う。
あんたマジ誰?(笑)