数年前に夏休みの旅行で近場のビーチリゾートに行きました。
いわゆるリモートアイランド(島)ではないので、ビーチはそこそこでしたが、のんびりしました。
もったいぶらないでどこに行ったか言えばいいのにって感じですが、そういうのはよその人の旅行記にでもおまかせします。
だいたいサービスショットとか、斜め上から撮影したセルフィーとか全くでてこないのに、ねえ。
ここまではいい話ですね。でも私の「ここまではいい話」的なのは、後から残念なオチがついてくるパターン。
トランスファーなしで行きも帰りも直行便。
その半年前ぐらいに新品のスーツケースを家族全員買い換えていました。
チャック式ではない、ゴツいやつです。
ラゲージピックアップで旦那のスーツケースだけなかなかでてきません。
ラゲージカルーセル(荷物をピックアップするところ)ではおなじみの、安いスーツケースが爆発して中が飛び出ているやつ、歪みきった段ボールなど、海外の空港でよく見かけるやつがぐるぐる回っていました。
荷物ピックアップエリアは、自分のことだけを考えるエゴが渦巻く磁場となっていますよね。
あの独特の自己中空間で血眼になって自分の荷物だけを探していると、飛行機に乗ったという実感がわいてきます。
さて旦那のスーツケースがやっとでてきました。旦那はヘルニア持ちなので、私がガツっとつかんで、つかんで…なんか変だな…とこの時思いました。
カートに乗せた時に気付きました。
新品のスーツケースの堅牢なハンドルがもげている。
これ、アライバルゲート(到着口の自動ドア)抜けちゃったらダメなやつ。
慌てて空港職員にクレームリポートを作ってくれる事務所を聞くと即答。
しかもたらい廻しにならず、一発でわかる。
今から思うと、事案が多いってことじゃないかと。
その証拠にトラブル箇所を見て、秒殺で作成してサインを入れるまでわずか5分。
「あとは航空会社のサイトからクレームできるからね」って。
たぶんできないんじゃないか、なんかそんな予感が漂っていました。
結果からいうとやはりできませんでした。
メインのハンドルのないスーツケース。しかも今回がフライトで使用するの2回目。
1回目は日本一時帰国で購入してKLに戻ってきた時。
というわけで、なんか異様な感じが漂うスーツケースを持って、とりあえず家に帰りました。
でもなんとこれを1500円程度で直してくれるローカルの修理屋を発見した話に続きます。