先日またフットマッサージ(というか、そこはリフレクソロジー系)に行きました。
前日にベッドの角にいやっていうほど左足の薬指をぶつけて、タイガーバームとか塗っていましたが、痛い。
そこは通称:強もみジジイがいる店です。
強もみジジイというのは今思いついたあだ名で、通称とか言ってもみんながそう呼んでいるわけではありません。
強もみジジイに足をもまれると翌日足が張ったりして、効いてんだか悪くなっているのかいまいちわからないのですが、なじみになっていると色々と融通がきくので、ついつい通ってしまいます。
強もみジジイは英語もバハサもダメで、中国語のみです。
意思疎通ができません。今回は私は手負いの傷を負っています。
というわけで、リクライニングの椅子に座る前に、薬指を指して「ダメ、ぜったい!」と怖い顔をして、言っときました。
すると、しっかりと目を見据えて「わかった」とばかりにうなずきました。
もしかすると今、この瞬間に絆(きずな)が生まれたのかもしれない、そんな気すらしてきました。
さてマッサージスタート、、するやいなや、ジジイいきなり忘れて薬指をほぐそうとするので、「NOooooo」と外人のように大げさにジェスチャーしました。
ここは個室ではないので、周囲には他の客もいるので、ことを荒げたくない。
するとおっとすまねえな的な顔をして手を止めました。
一瞬「確信犯でやってたら◯◯◯」と物騒な考えが頭をよぎりました。
そこからはすごく丁寧に、用心して(というか、私にアピールするように)、プロの仕事をしてもらって、半分うたた寝モードに。
と、忘れた頃に再度、薬指をつかんでグイグイやってくるではありませんか?
正気の沙汰じゃない!とばかりに、「いてえ、いてえ」と思わず声に出して制止しようとする私を逆に制する強もみジジイ。
どうやら「目には目を、痛みには痛みを」みたいなハムラビ法典方式のようです。
めちゃくちゃ痛い。
昨日ベッドの角にぶつけたばかりの足の指をグイグイやられて痛くないわけがない。
が、結果的には確かに痛みが和らいでいるような。
というか、あのグイグイやられた痛みに、すっかり本来の痛みが影を潜めただけという気がしなくもない。
帰りにお金を払っていると強もみジジイは満面の笑顔でどやっていました。
久しぶりにこれぞどや顔というどや顔を見ましたね。
足の指ですか?まあ、結局痛いは痛い。
なんの痛みかもはや不明ですが、どうせほっとていも1週間ぐらいでいつのまにか治っているものなので、荒療治が必要だったかわかりません。