サマサマレーシア

意識低い系マレーシア生活

パーソナルスペースがほぼないんじゃないかって話

いつも列に並んでいて気づくのが、このパーソナルスペース。

英語圏の国だと、並んでいる時の距離感の妙に感心しました。

社交辞令のうまさとパーソナルスペースの取り方のうまさは比例する。

これは私が今まで心の中で思っていた勝手な法則です。

 

マレーシアではこれがほぼ役に立ちません。

そして数年経った今、この勝手な法則がまた生まれました。

 

アジア人にパーソナルスペースなどない

 

もちろん、ざっくりところか乱暴な物言いです。

 

ATMとかレジとかで並んでいてあまり振り返らない私は、あまりにも後ろの人が密着しているので、旦那か子どもが一緒に並んでいたっけ?と振り返ると、そこには他人!

 

あかの他人!

 

あまりの至近距離ぶりに「あんた、誰?」と日本語で問いたい気持ちになるほどの距離。どうみてもツレ状態。

子ども時代を思うに従兄弟や親戚とすら、この距離でいたことはないように思います。

 

最初はすごい嫌だった接近戦ですが、今となってはあまり気にならなくなりました。

ただし、すごい臭いを放っている場合を除く。特にスパイス系の臭い。

 

ブキビに行く時はほぼ愛用しているメンテ最高のパビリオンの女子トイレ。手を洗ったあとのペーパータオルが自動なのも好きです。

トイレに行きたいと思った場所が半径700m内だったら、迷わずパビリオンに直行。

 

ある日ももちろんトイレに行きたくなったのでパビリオンへ。そこでみんなが並んでいました。

 

距離なし間のあるマレーシアですが、なぜかトイレではいい感じのパーソナルスペースを保っているので、個人的には好きです。

そこへとある女子が入ってきました。20代前半でしょうか。

 

ゆるめの列なのをいいことに、「すいません」も言わずに、一番前に割り込もうとしました。英語圏だと、気が強そうな女はもちろん、そうじゃなくても「みんな並んでんだよ!」と怒鳴ったりする人がいます。

 

マレーシアは距離もないけど、そういうことに寛容なイメージです。

なので、ここでは怒鳴られないと、甘くみていたのでしょう。

なので私が「Hey, This IS Queue! 」と大きな声で言いました。

例えばそこで「Excuse me」とかなんとか一言あったら、そういうことはもちろんしませんよ。

 

その女子、この国では言われたことないんでしょうね。

バツ悪そうな薄ら笑いを浮かべて最後尾に並びましたが、そのまま出て行きました。

 

正義感からだけで怒鳴ったのではありません、けっこう自分も待てない状況に追い込まれていたので、ガチでヤバかったというのが一番大きな動機でした。