サマサマレーシア

意識低い系マレーシア生活

オレはナカタを尊敬していると言われた話

とあるインド料理店でインド系マレーシア人のお兄さんと話していた時の話です。

なんでしょうね、なんとなく雑談が始まってしまうのは。

マレーシアはゆるいからではなく、深い付き合いにならない確信を前提としての軽口です。

 

お兄さんはサッカー選手になりたいと子どもの頃に思っていたそうです。

マレーシアでそんなにもサッカー人気があるって知りませんでした。

 

そういやスポーツバーとかで、よく流れているような気がする。

でもクリケットだったかもしれないし、へたするとメジャー。

なんかスポーツってぐらいしか意識しませんね。

だいたい飲んでたら、視線の先はプロモーションの安いビールですから。

 

でもアジア人がセリエAとかブンデスリーガプレミアリーグのクラブに入れるなんてそんなことは絶対にないと思っていたそうです。

 

こういったワードがあっさり出てくるのは、去年のW杯のにわか知識がまだこうして私の中に息づいているからです。

だからどうしたって話で、もちろん今でも堂々のにわかです。

オフサイドトラップとかわかりません。

 

話を戻しますが、そこで中田選手がペルージャに入団し、本当に胸が熱くなったそうです。

お兄さんは「オレは日本がどこらへんにあるのか正直よくわかんないんだよね。でもナカタ選手が日本人だってことは知っている!アジア人の快挙だもん。」と完全に少年の目で圧高めに言われました。

 

そして言いました「ほかに日本人?知らない」

 

あまりの潔さに、逆にこっちもスッキリしました。

でも日本がどこにあるか、後で時間が空いた時にでもいいから、ググって調べてくれよな!的なことを言ってみました。

 

「もちろん、もちろん、そーだよな。ナカタの国だもん」

 

一週間ぐらい後にそこを通りました。

マレーシアでよく見る光景ですが、店が暇だとスマホいじっています。

この間のお兄さんもいました。

ちらっと見えたグラッフィックから察するに、ゲーム、それも課金とかするやつ系?をやりこんでいました。

 

たぶん、ですが、まだ日本がどこにあるかわからないままだろうな、と勝手に思ってしまいました。