カラオケマイクを買ってしまった話
おそらく自分の中では買い物リストの中では番外だったアイテムです。
ある日とショッピングモール内のガジェット屋の前を通りました。
そこで目に入ったのが、Bluetoothで音をスマホのカラオケを飛ばしながら、マイクで歌えるカラオケマイク。
よく「魔がさす」という言葉がありますが、久しぶりに私に魔がさしたのだとしたら、ここ数年ではまさにこの日でした。
値段の問題ではありません。
買い物において必要順序の問題です。
さすがにカラオケマイクは、100歳まで生きても、必要なものの圏外だと思います。
お店のお兄さんと話が盛り上がってしまった、というのも敗因(勝ち負けじゃないが)。
普通は買い物をするとテンションがあがりますが、なぜかトーンダウンしました。
これだったらユ◯クロでジャージでも買った方がよっぽど気分が上がったことでしょう。
そのまま車でしょんぼりと帰ってきました。
こんなしょんぼりでも料金所を通れば通行料を支払うなんて、軽い理不尽を感じました。
とにかく箱を開けないとそのままになりそうだったので、家に帰って取説も読まずにいきなりスイッチオン。
充電されていたので、昔大学生の頃にやったことのある選挙のウグイス嬢のバイトを思い出して、選挙カーに乗っていた時のアナウンスをやってみました。軽く狂気モード発動です。
「このたび◯◯から立候補いたしました、◯◯です。」
「ご支援、ご声援ありがとうございます!ありがとうございます!◯◯です」
この程度のマイクの精度だと、ちょうどそれっぽい声が出るので、家族にけっこうウケました。
さらに調子に乗って、航空機の着陸前案内のアナウンスを適当にやってみました。
「ただいまから当機は着陸態勢に入ります。お座席を元の位置にお戻しになり、お席につきましてシートベルトをお締めになるようお願いいたします。ただいまからトレイのご使用はかたく禁じさせていただきます。なお新東京国際空港の現在の天気は晴れ、気温18度…」ってやつです。
ほんとにこうだったか、うろ覚えなのでよくわかりませんが。
これは途中までウケましたが、尺が長かったので飽きられて、子どもは自室に戻り、旦那はトイレに行ってしまいました。
仕方ないのでスマホをBlutoothにつないで、YouTubeでカラオケを適当に数曲歌っておしまいにしました。
たぶん、今度このマイクにスイッチが入るのは2ヶ月ぐらいかな。
買ったからには絶対に使いますよ。たぶんですが。
日本の友だちの旦那がカラオケがじょうずなので、うちに遊びに来たら強引に歌ってもらうのも楽しみです。たぶんですが。