サマサマレーシア

意識低い系マレーシア生活

インターナショナルスクールで流れさないでいるという問題

さて、成績だださがりという結果を子供が持ってきた中でさまざまな問題が浮き彫りになった。

インターナショナルスクールでは、生徒が一台一台、タブレットかラップトップを持つことを必須にしている学校がほとんどだと思う。

入学してすぐに学校からの指示で購入する。

 

オリエンテーションで学校で使うためカスタマイズをして、授業だけではなく宿題の提出や先生からの連絡など全てを一元管理する。

親もタブレットスマホにアプリを入れるか、パソコンでweb からログインして子供の勉強の進捗状況などを共有する。

 

今回のひっでえ成績がわかったのも、学校からの通知。

チェックする前に聞いたら、本人は「自分でログインしてみたら?」と平静を装っていたが、そりゃあんな成績なら積極的にログインされたら困るわな。

 

ここら辺はほんとに親もアップデートしていかないといけないところなんだけど、家でディバイスの利用時間制限なんてかけても全く意味をなさない。

というのも「宿題する」「復習する」などと言われたら、時間外でも当然タブレットの使用を許可しないわけにはいかない。

 

だがタブレットに向かっているとはいえ、それが勉強してるかっていうと、大きな間違いだったりする。

なにしろペアレンタルロックもへったくそもないから、アプリなんておとし放題。

WhatsAppやインスタ、そしてメッセージアプリ内でゲームができたりする。

 

ゲームなんて何人もと、並行してやるからちょいちょい着信するわけで、勉強してても集中できるわけがない。

もちろん着信音なんて消してあるから、こっちはわからない。

ちょっとでもこっちが近付くとすぐにスプリットされた画面をスワイプしているのは、うっすらと把握してたが。

 

今の時代、放課後にSNSはコミュニケーションツールとして必須なのはわかっているので、やるなって言ってもチートしまくりなのはわかってはいたけど、見逃してやっていた。

だが調子にのってここまで成績がさがったとなったら話は別。

 

勉強はダイニングテーブルでさせて、隣にはりついて宿題終わったらタブレットをとりあげることにした。

前もジャンキーって書いたけど、帰ってきて、ごはん、お風呂以外は音楽、映像ストリーミングのサブスクも併せてずっとタブレットを手放さない。

今日は没収1日目だけど、勉強してても本を読んでいてもなにかとキッチンに行って水ばかり飲んでいる。

つまり落ち着かないし、明らかに禁断症状がでている。

 

映像スクリーミングは解約、音楽ストリーミングは本人だけとりあえず外すことにした。

このディバイスを取り上げるまでの数時間の壮絶なバトルについてはもう書くにしのびないので書かない。

 

うちはローカルのマレーシア人ではなく、日本人留学生。

マレーシアで進学することは今のところ考えはいない。

 

マレーシアのインターはローカルが多い。

また進学についてもそれこそ十人十色で、国内はもちろんやはり海外に進学する予定の子も多い。

そしてなぜか大学には進学しないという子もいる。

もちろん海外各国からきている生徒もいるのだが、中学以降は中華系がぐっと増えて、場合によっては中華学校のようになる。

教育熱心なので、それはそれで歓迎なのだが。

 

さて日本語ができないだけではなく、留学という形で海外に出ている以上、日本の大学に進学するにはいろいろとレギュレーションがちがう。

さらに駐在の場合は親の都合で仕方ないという理解となるが、海外留学ともなると日本の教育法からすると「勝手に出て行った」という判断となることもあるので、帰国子女枠が適用にならないこともある。

 

なので自己責任で海外に出た場合、英語力なんて長くいればもれなくついてくるけど、それと将来につながるキャリアパスの一歩として大学に進学できるというのは全くちがう話。

 

米系ならSAT、イギリス系ならIGCSE、オーストラリアならIELTS、ほかにもIBとか大学進学認定資格の成績をそれなりにおさめてないと進学できない。

 

それと海外だと子供が遊びに行くにも、勝手に行っておいで、夕ご飯はいるの?いらないの?って話じゃない。

そしてお金の使い方の問題もでてくる。

 

何を言っているか自分でもわからなくなってきたが、ティーンの子供のどうしようもなさいに親がキレたってこと。