サマサマレーシア

意識低い系マレーシア生活

ケミカルクリーニングが来た話

マレーシアに住んでいて避けて通れないのがエアコンのケミカルクリーニング。

早い話が分解掃除。

 

ここ何年かは大家が手配してうちは払ってないんだけど、珍しく同じ業者がやってくる。

しかも初めてきた時はまだちょっとこの仕事始めてばかりです、って感じだったんだけど、毎年持ってくる道具が増え、使う溶剤とかが増え、今年はなんとリーチが長い脚立も持参だった。去年まではエースで買ったうちの脚立を貸していた。うちのエアコンは通常よりも高い位置についてるからね。

商売道具のグレードアップからも羽振りよさそうな感じが伝わってくる。

 

毎年見ているからわかるけど、手順も作業時間もどんどんこなれて短縮されている。

そうか、この人はケミカルクリーナーとして生きていく決心をしたんだな、そんなことを思わせるオーラが身体中からでている。

ただし連れてくる助手は毎年違う。安定の定着率の悪さ。

 

このクリーナーさんは、室外機も洗う。

エアコンは丸外しして外でケ●ヒャーみたいのでガンガン洗う。

でもケルヒャ●ではない、高圧洗浄のシューって音はしているが、あくまでも「みたいなの」やつ。細かいことはどうでもいい。

 

作業中一度助手がケル●ャーみたいなのを一瞬室内にむけてしまって水が入ってきた。

客の手前だからかきつめに「気を付けろ」みたいな注意をして、ドレインパイプから汚水が出ているエアコンを拭いていたボロ雑巾で家具を拭こうとしたので、気をつけてほしいのはあんただよ!と心の中でつっこんだ。

 

「大丈夫、こっちは私がふくので気にしないで!」と、心の広そうなやさしい笑顔を向けながら言ったけどな。

 

このクリーナーさん華人でバハサと中国語メインで英語ちょっとなのでなかなか厳しい。

拭かなくていいってのに、また雑巾持って入ってきた。ドリフかよ。

 

一応作業する部屋のそばでつかず離れずついて回るけど、エアコン掃除だから部屋の中暑いし、休憩も取らずに一心不乱でやっているし、ランチは外でパン立ち食いしているを気づかず、ほぼ終わってから出そうと思っていた冷やしたジュース出しちゃったよ。

 

でも考えてみたら、この人たち客先で一回もトイレを使わないプロフェッショナルなんだよね。あんな汗だくで作業していて脱水症状起こさないのか?血液どろどろになるぞ?とか余計な心配をするぐらい暇なんだよね、作業中。

 

作業終わって点検して帰ったので早速エアコンオン。

あれ?今日って涼しいの?なんかすごい効く!さすがケミカルクリーニングだわ、って思ったら、作業後のテストで全部屋温度が21度に設定されていた。