あたり大家とはずれ大家の話
住み替えを何度かしたが、ぶっちゃけハズレ大家もいた。前にも書いたチャリンカー、つまり自転車操業のメインランドのC国人オーナーはとんちんかんでどうしようもなかった。
エージェントの話で「外国人」と聞いていたのだがもう外国にいると自分たちがすでに外国人だし、しかも日本以外はどこもほぼ多国籍国家だったりしてそんなもんかって感じになる。
そして契約後にそいつがC国人だったとわかった時も「ああそうですか」って感じ。
最初に一度ぜひご挨拶したいんで、今、マレーシアに来てるのでと言うので会いに行ったら、うちの収入源とか生活ぶりを根掘り葉掘り聞いてくるという今までにいない、ずうずうしいやつだった。
日本にはよく行くのでなんなら末長くとか言っていたが、友達でもあるまいし付き合うわけねえだろ。←こういうケースはあまりない。
話はというと、自分の親戚だか兄弟だかがイギリスに住んでいるとかで、その自慢ばかりだった。おまえ住んでないのに人のフンドシで相撲とりやがってって印象。でも単なるビジネスなのでこいつはどうでもよかった。
そしてプチトラブルが起きる。ちょっと昔の話になるのだが、ある時長めに旅行に行って空港から車で戻ってきたら、当時住んでいたコンドへにつながる駐車場のカードキーがエラーになってドアが開かない。でもマレーシアあるあるなので、ちょうどそばにいたガードに開けてもらった。これ、今考えるとセキュリティ的に大丈夫なのか?このカードでエラーがでたので予備のカードキーを使って夕方また外出した。するとエラーでまくり。
さすがにやばいので翌日に管理事務所に行ってチェックしてもらうと。
「あなたテナントだよね。オーナーが管理費を滞納していてカードが停止になっている。」とな!
あの野郎、景気いいことばかり言いやがって滞納かよ、と軽く怒りがわいてきた。その額なんと4000RM!日本円にして10万ぐらいだよ。
その場で旦那にこいつに「管理費4000RM滞納しているって言われて、カードキー使えないんですけど、払ってないとかないですよね?」ってメッセージ送らせた。この嫌味的な書き方はもちろん私の指南。
そしたらしばらくして「あー、それね。後から返すから立て替えて払っておいてくれる?」
このあたりからうちでは「似非資産家」「チャリンカー」と呼ばれるようになった。
入居者に借金肩代わりしてもらうオーナーとかね。
で、このことを管理事務所にバラしてやった。というのも私たちが払い込みに行った時にその話をおもしろおかしくしてやったからだ。
スタッフはちょっとpgrって感じだった。
もちろんそこから引っ越して、こいつとは縁は切れたんだけど、たまーーーに「今日本なんだけど、どこどこにいるんだけど、おいしいレストラン知らない?」とか友達ヅラしてメッセージを送ってくるから、ガン無視するか「知らない」と塩対応していたらさすがに送ってこなくなった。
おまえは敵ではないかもしれないけど、他人以下です。