年末年始で買った、お屠蘇用の酒はまだ残っている。
日本から取り寄せた大吟醸なのだが、そうそう旨くない。
これは私の持論なんだが、酒がマレーシア入国してから管理と物流がいまいちなので、味が変わってしまうのではないかと。
言いたくないが、マーガレットリバーのシャルドネが真っ黄色。
普通に考えれば、そりゃそうだわな。
完全にノンハラルの「酒を飲んでもいいぞ」と許可してくれるだけ、ありがたい。
というわけで安定のアルミ缶のストゼロを飲んでいたのだが、切らしている。
まさかマレーシアへの輸入が止まっているのではと一抹の不安が。
そもそも要らんもんですからね。
そこで正○屋を数軒回るも、檸檬堂があるのにストゼロはない。
糖質ゼロ以外だと、てきめんお腹が出てくる。
なんなら日本にいた頃、酒のディスカウントストアで箱買いしていたアサヒのスタイルフリーでもいいぐらいだ。
最後の店では「い、いつ入るの?来週カミン?」と、ソーシャルディスタンスをギリ守りつつ詰めてしまった。
正直○のお姉さん、ひたすら困惑。
ないとなると余計に飲みたくなるが、現在自分は兵糧責めにあっているのだから、正月の残りの仕方なく正月の残りの大吟醸でも飲むかとしばし瓶を見つめる。
旦那はストゼロは絶対に飲まない。
「いろいろと悪い酒」とディスって飲まない。
逆によかったわ。買ったストゼロは全部私のものだ。
ストゼロをディスるやつは、馬に蹴られてなんとやら…だわ。
そして夕方7時、いきなり知らないところから直電がきた。
警戒心丸出しで低い声で「ハロォ?」と出ると、女性が癖の強い英語で何か言っている。
う〜ん、マジでわかんない。
久しぶりにわかんない。
そしたら「WhatsApp、WhatsApp」といってきれた。
疑心暗鬼で待っていると、なんということでしょう!
昨日、「いつ入るの?」と食い気味で問い詰めて、以前に電番伝えておいた某エリアの正○屋のアウトレットから、山と積まれたストゼロの箱の写真がど〜〜〜んと送られてきた。
「どのフレーバーを何本欲しいのか伝えてくれたら、取り置きしておきます」と。
頭の中には風林火山の旗が浮かぶ私←おまえはいつから武田信玄になったんだよ。
というわけで閉店が10時だというので、夕食を済まし、しかも風呂も入ってしまったというのに、新たに服をきて、車を運転して酒を取りに行くこのパッションはどこからわいてくるのだ?
本数は14本、209リンギ、5600円ぐらいか。
店につくと入り口に大きなビニール袋に、私の名前が黒マジックででっかく書いてあるビニール袋があった。
日本人もそこそこ多いエリア。
おそらくこの目立つ位置に置いてある、私のガチの本名を目にした日本人もいたかもしれない。
中華系のお姉さんらしく「WhatsAppの注文通り、(フレーバー)を入れましたが、念のために中身を確認してくださいね」と冷静だったが、こっちはやっと会えたストゼロちゃんって感じなので、「はいはいは〜い、オッケーです」と謎テンション。
さらに調子に乗って「また入荷したらいつでも連絡してね」と言い放ち、家に戻ってきたのが10時すぎ。
寝る前にいい仕事ができて、本当によかったなと、今ビターレモン飲みながら書いているのがこれです。
マジおすすめよ、ビターレモン。