サマサマレーシア

意識低い系マレーシア生活

マレーシアで宝くじを買ってみた話 前編

日本で宝くじっていうと、「年末年始」あるいは「夏」の風物詩。

今年もやってきました!億万長者は誰に!みたいな感じでテレビのニュースでも定番のまったり系時事ネタ。

 

でも、基本はギャンブル禁止のマレーシア(除くゲンティンハイランド)では、宝くじなんか街のど真ん中でおおっぴらに売ってるわけがない。

宝くじ=完全に博打

というわけで、そんな亜世界に引き寄せられるごとく買ってみた時の話です。(え?私ですか?もちろん長者ではなくて亡者ですよ)

 

まずは宝くじについて調べるとこから始まる。

magnum4D、DaMaCai、TOTOとか流派(笑)があるようなのだが、日本でいうナンバーズとかロト6とかそんな感じ。

ざっとサイトとかを見て仕組みを学び、いい加減に電卓叩きながら当選確率計算してみたところ、いわゆる高額当選(数千万以上)は、日本のそれよりもはるかに酷い率。

気分的には中東に石油堀りにいって油田見つける方が楽なんじゃないか?って思えるぐらい酷い当選確率。

そして次に難関だったのが、販売店を探すこと。正直な話、どの流派で買うにしても直近の店は近所でもほぼ行ったことがないローカルエリア。

 

グーグルのストビューで確認しても家の窓グリルだらけだったりするエリア。

ここで車停めてそんな悠長に「数字を選んで〜」なんてやって大丈夫か?行く前から腰がひける。

でも金の亡者なので、そこは旦那をたきつけて一緒に行くことに。最初は全く乗ってこず、むしろ完全に嫌そうにしていた。

「当たったら、一番小さくてビューはいまいちだけどブキビのパビリオンエリートの部屋を買うよ!」と、具体的ではあるが現実味は皆無の説得でしぶしぶ承知。

買いに行った先はmagnum4D。なぜかというと、ここは専用アプリがあって、買った宝くじのQRコードスマホで読み取るだけで抽選後のアタリハズレが瞬時で判明するらしいから。

 

さて実際に行ってみて、その場末感に圧倒された。

敢えて日本で例えるとしたら、おそらくハズレ馬券が舞う競馬場から最寄り駅へ続く「おけら街道」じゃないかと思う。

そこだけ重力(G)が違うんじゃないかってぐらいの軽い歪み感。

足元はサンダルじゃなくて、今度こそ捨てようと思っていたビーサンでよかったんじゃないかと軽く後悔。