ツインタワーの前でツインタワーを聞かれた話
ふだんスリアに買い物に行くときはついでにKLCCパークなんて行かないよね。
そもそも外は暑いし、曇ってるなとか見ると大雨降ってるし。
しかし久々にスリアに買い物に行ったら住んでる感覚がリセットされていたのか、私の中の眠っていた観光客魂が覚醒した。
まさに「物見遊山」
これこれ、初めてツインタワー見た時に「これはでかい」と思った日を思い出した。
って、初めてここ来たのなんてはるか昔だよ。
しかも寝違えていたので、見上げると首に激痛が走る。
高いね、ツインタワーとしみじみ。
だが今や、車運転していてもツインタワーは目印。
タワー右にあるからブキビは左側だなとか。
というわけで、午後一番暑い時間帯にもかかわらず、ちょっと出てみた。
ちょっと出るにもアプリでチェックインやんないとだめなのでめんどくさいな。
と、フラフラしていたら、カタコト英語でまさかのことを聞かれた。
「ツインタワーはどこですか?」
一瞬、これはキャッチセールスのテクニックかなんかで、気付いたら壺や印鑑買わされるんじゃと身構えたわ。ていうか、マレーシア、印鑑ないけどな(笑)。
なので最低限のマナーで、腕をほぼ真上に上げて「これ」っと指し示す。
そしたら再度「ツインタワー、どこ?」みたいなことを聞いてくるので、さすがに若干ひきながら、同じアクションで指し示そうとしたところ、どうやら写真撮ってたらしい「ツインタワーどこ?」のツレがやってきた。
2人で母国語ちょろっと話すと、そのツレの方、普通に流暢な英語で「ツインタワーの観光をしたいのですが、どこが入り口かわかりますか?」って聞かれたわ。
おい、「ツレが普通に話せるんだから、慌てないで待っとけよ!」と思ったけど、私もこういうときは善人なので「エントランスはこのKLCC公園の真裏側の噴水がある入り口の右側の地下ですよ」と丁寧に答える。
神様見てますか?いつも悪態ついているばかりが私じゃないんですよ!
と、ついでに心の中で謎アピール。大事なことなので太字&文字サイズを150%にしてみました。
そしたら「テレマカシー、シェーシェー」とお礼を言われました。
最近、本当に日本人オーラがなくなっているのが自分でもわかるんで、調子に乗って「サマサマ」と普通に答える偽中華系マレーシア人が私です。
そういやアメリカ英語でYesのことを「ヤッ」って言ったりするんだけど、その発音がまさにマレー語のイエスの「ヤッ」と同じらしくて、買い物をしていて「ヤッ」だけ普通にマレーシア人なのに、そっから先はいきなりgdgdでジャパニーズイングリッシュになるので、けげんそうな顔されるのも私です。
友だちに「ヤッ」の発音だけ抜群にいいと指摘されて知りました。
これからも調子よく、イエスの時は「ヤッ!」と元気に返事をしていきたいと思います。