サマサマレーシア

意識低い系マレーシア生活

今頃になって自分の中でパンダンブームがきた話

マレーシアに来て初めて知った香りに「パンダン」があります。

よく「日本の空港に降り立つと醤油の匂いがする」とかなんとかってのを聞きます。

若い頃から今まで数え切れないほど降り立っても、一度も醤油の匂いなんか感じたことがないのは、私の嗅覚の問題かもしれません。

 

マレーシアの場合はこの醤油の部分がパンダンになるのだそうです。

「マレーシアの空港に降り立つとパンダんの匂いがする」らしいです。

 

パンダンの匂いはわかるし、そこらへんで葉っぱをみたこともあります。

 

でも全く興味がないので、緑色のスイーツやパンがあると「ああ、パンダン入りか」ぐらいの認識でした。

私は海外生活が長くなると食に対してコンサバ(保守的)になるタイプのため、どうがんばっても絶対に「わ〜、これ見たことない!なんだろう?食べてみようっと」とはなりません。

 

パンダンとココナッツはナイスコンボで、寿司で言うならワサビと醤油の関係です。

この二つが合体して深みがでる、ということが多いようです。

 

ホテルのバフェのデザートコーナーには必ずパンダンを使ったスイーツがあります。

 

でも頑なにスルー(パンダン色にしてみました)

 

人間関係でもありますよね、別に嫌いなわけじゃないけど、なんとなく距離が縮まらない人。パンダンと私はそんな関係が長いこと続きました。

 

今年の夏に宿泊したホテルの朝食バフェにパンダンの蒸しパンがでていました。

連泊していると、ホテルのバフェのメニューも飽きてきます。

フルーツとコーヒーだけでいいや、って雰囲気の中、降りてきたのがパンダン

 

下がパンダン色で上のトッピングにココナッツがのっかっていて、緑色の富士山みたいなルックスにも興味をひかれました。

 

味がだめでも、なんとかこのサイズならいけそうだと思って食べてみました。

 

普通の蒸しパンでしたが、匂いがパンダンでココナッツの香り。

その場でははまりませんでした。すでにいろいろなところで嗅いでいた匂いです。

 

しばらくして、パンダンがまた食べたくなりました。

パンを買って食べました。アイスもありました。

 

気づくと軽くアディクト状態。

今、はっきりと確信しています。

 

パンダン使ったデザート、なんでもいいかた食べたい。

 

 

 

 

 

食べ物に関しては中国語がバリバリ読めるようになる話

なんだか聞き流すだけでどんどん英語ができる!みたいなタイトルになってしまいました。

 

英語圏の国にいた頃は、チャイナタウンは心のオアシスでした。

が、ガチの店は華僑相手に商売をしているため、中国語のメニューだったりします。

そんな店では「Congee (粥)ください」というのがやっとでした。

なんとなく読めるのですが、オーダーすると「こんなの頼んでないよ」的なものが出てきたりして、飯食うにも博打かよ!って感じでした。

 

ナシレマとかビーフレンダンなどのローカルフードが苦手なので、どうしても華人の店に足を運ぶこと多め。

最初は全くわかりませんでした。が、いつの頃からか漢字なので普通に読めるようになっていました。

 

が、全く発音できないし、お店の人の中国語は全くわからないので、申し訳ないけどこっちは日本語で通しています。

お互い全く違う言語でコミュニケーションをとっているのですが、ほぼ問題なく意思疎通できてオーダーもできます。

ある時は、食べ物の写真を見ても全くわからないので困っていると、中国語で説明されましたが、なぜかすっと入ってきました。

 

説明してもらったのは「馬六甲(マラッカ)風のポピア」でした。

 

こういう経験をすると、他言語を学ぶ必要性という、海外生活の根本をくつがえすような疑問にぶちあたります。

なんて問題提起みたいなことを言ってみましたが、単にいじきたないだけです。

 

 

リフレに行ってベッドの角にぶつけた足の指をもまれた話

先日またフットマッサージ(というか、そこはリフレクソロジー系)に行きました。

 

前日にベッドの角にいやっていうほど左足の薬指をぶつけて、タイガーバームとか塗っていましたが、痛い。

そこは通称:強もみジジイがいる店です。

 

強もみジジイというのは今思いついたあだ名で、通称とか言ってもみんながそう呼んでいるわけではありません。

 

強もみジジイに足をもまれると翌日足が張ったりして、効いてんだか悪くなっているのかいまいちわからないのですが、なじみになっていると色々と融通がきくので、ついつい通ってしまいます。

 

強もみジジイは英語もバハサもダメで、中国語のみです。

意思疎通ができません。今回は私は手負いの傷を負っています。

というわけで、リクライニングの椅子に座る前に、薬指を指して「ダメ、ぜったい!」と怖い顔をして、言っときました。

すると、しっかりと目を見据えて「わかった」とばかりにうなずきました。

もしかすると今、この瞬間に絆(きずな)が生まれたのかもしれない、そんな気すらしてきました。

 

さてマッサージスタート、、するやいなや、ジジイいきなり忘れて薬指をほぐそうとするので、「NOooooo」と外人のように大げさにジェスチャーしました。

ここは個室ではないので、周囲には他の客もいるので、ことを荒げたくない。

 

するとおっとすまねえな的な顔をして手を止めました。

 

一瞬「確信犯でやってたら◯◯◯」と物騒な考えが頭をよぎりました。

 

そこからはすごく丁寧に、用心して(というか、私にアピールするように)、プロの仕事をしてもらって、半分うたた寝モードに。

 

と、忘れた頃に再度、薬指をつかんでグイグイやってくるではありませんか?

正気の沙汰じゃない!とばかりに、「いてえ、いてえ」と思わず声に出して制止しようとする私を逆に制する強もみジジイ。

 

どうやら「目には目を、痛みには痛みを」みたいなハムラビ法典方式のようです。

めちゃくちゃ痛い。

昨日ベッドの角にぶつけたばかりの足の指をグイグイやられて痛くないわけがない。

 

が、結果的には確かに痛みが和らいでいるような。

というか、あのグイグイやられた痛みに、すっかり本来の痛みが影を潜めただけという気がしなくもない。

 

帰りにお金を払っていると強もみジジイは満面の笑顔でどやっていました。

久しぶりにこれぞどや顔というどや顔を見ましたね。

 

足の指ですか?まあ、結局痛いは痛い。

なんの痛みかもはや不明ですが、どうせほっとていも1週間ぐらいでいつのまにか治っているものなので、荒療治が必要だったかわかりません。

 

大家さんと私の話

なんかどっかで聞いたことがあるタイトルですが、さらっと流していきましょう。

マレーシアで賃貸では住んでいる家でトラブルがあった時に不動産屋さんは通さず、直接大家さんとやりとりします。

もちろん日本人向けの不動産屋さんもいますので、英語やバハサ(マレー語)、中国語などができなくても大丈夫です。

 

さて先日、エアコンの調子が悪かったので大家さんにテキストを送りました。

 

現在の大家さんは今のところ海外生活歴代の中でも絶対的にNO.1か同率1位ってぐらいよい人で、即対応で細かいお願いもサクサク動いてくれるという、ミラクルな人です。

 

海外生活では「即対応」「サクサク動く」しかも正確というのがどれだけありがたいことか。

 

前の大家(今となっては「自転車操業のテンバイヤー」と我が家では呼んでいる。しかもウラもとらずに)は、「投機家で海外在住で大家業に慣れていない」(byエージェント)だったので、業者とかも自分たちで探して手配して、料金立て替えて払って次回の家賃から引いて払うということをしていました。

ほんと、今から思うと「おまえがやれよ!」って話。

 

でも今の大家は本当に資産家(byエージェント)らしくて、エアコンのケミカルクリーニングを大家もちで了承。いや〜、太っ腹っすね。

 

というわけでテキストで「ほんとうに御厚意感謝します」とていねいに英語で送ると、いつもかわいい絵文字入りで返してきます。これは旦那がテキストしても同様。

 

でも正直、どこまで距離を縮めたらいいのか毎回悩む。

良好な関係ではあるけれども、基本はビジネスな関係。

例えば、これが先週ぐらいだったら「いやほい!ハロウィーン🎃」みたいな軽さでいいのかとちょっと悩むところ。

 

なるべく絵文字やスタンプを送らなくて済む、イベントのない地味な時期に大家とは連絡事項を済ましたいと思う次第。

 

 

 

 

インターに通っていると親子ゲンカで英語でディスられる話

両親共に日本人であろうと、子どもがインターに行っていると避けては通れない日本語の維持。

 

子どもは普通に親と日本語を話すし、日本のテレビ、特に「水曜日のダウンタウン」のクロちゃんを見てゲラゲラ笑っていますが、それは仮の姿。

 

先日、親子ゲンカになった際に、英語で思いっきりディスられました。

こっちもアクセントこそ日本人丸出しですが、海外暮らしも長くなると、さすがに何言われているかわかるわけで。

 

子ども的には「本当は英語の方が楽」ってことだわな。

 

なので今日は逆襲して、説教をする時に英語で「あなたは◯◯だね」と言ったのですが、反論してきませんでした。なんだか効いてる、効いてる。

 

なるほど、今まで日本語で叱っていたから、いまいち響いてなかったのかと青天の霹靂でした。余談ですが、この名前のお米、おいしいらしいですね。

 

純日本人家庭で英語で話している絵面は、とてもよそ様に見せられません。

冷静になるとマヌケ感すごい。

さすがに旦那を「ハニー」だの「ダーリン」だの呼びゃしませんがね。

 

人によっては「外国かぶれしやがって」と思うかもしれません。

私は性格がアレななんで逆の立場だったら、確実にそう思いますね。

 

ただし英語だと、言いにくいことをはっきり言えるので、それはそれで話が早い。

どっかのジャパレスで、どうみても日本人なのに、英語でひそひそと会話している家族がいたら、それはうちなので、生暖かくスルーしてください。

 

 

 

 

Grabのドライバーさんがどうやらヘビメタ好きだった話

久しぶりにGrab話です。

というか、けっこうGrabに乗ることも多いので、ネタはありますが、セコく小出しにするとこに自分の性格がよく出ていると思います。

 

空港からGrabで自宅まで戻りました。

 

Grabには車のランクがあって、一番安いやつだとMyVi率が高し。

そしてハイウェイの追い越し車線でぶっ飛ばす率高し。

 

MyVi自体は特になんとも思いませんが、あの車のサイズで

120kmオーバーとかになるとちょっとコワイ。

なので二番目に安いやつに乗ることが多め。

 

さて今回もなんだか革のシートの車でゆったり感あり。

ドライバーさんも愛想がよくて、というかあまりハズレたことがないけどな。

 

後部座席でぼんやり車窓を見ていると、車のエンジン音の中からかすかなシャウトが聞こえてくる。それと太めのベースライン。

どうやらヘビメタ。

カーブでややきつめの急ブレーキを踏んで「ソーリー、ラー」とすまなそうにするドライバーさんが、デスメタル(ジャンルがよくわかんないけど、そんな感じ)を聞いて抑えつつもノリノリというのは微笑ましい光景でした。

 

ノリノリっていうのは、赤信号で止まった時に、かなりリズムもとっていたのでわかりました。

 

私が降車したあと、ヘドバンぐらいしててほしいなあと、思いました。

 

道路が冠水して某高級車が水没していた話

ふだんあまり通らない道路を運転していたら、いきなり空が灰色になりスコール。

ヤバいなあと思っている間もなく、豪雨。

日本だとゲリラ豪雨とか言うけど、マレーシアだとけっこう日常茶飯事。

 

私の指標では3車線の場合、走行車線のだと自分より前を走るMyviがセンターに車線変更したらかなり注意して運転。

というのも、だいたい激しい豪雨だろ道の両脇が川になっていることが多く、おそらく前輪ロックするからなんじゃないかと想像。

 

高速道路を走っている車の速度が落ちて、やがてボトルネックで渋滞に。

WAZEをチェックすると「冠水注意

公道で陸橋があると、冠水注意だとまじで坂道の下りがスプラッシュプール状態になっていることが多々あるマレーシア。ウォーターテーマパークじゃないっての。

 

はいはい、今回も期待を裏切らず、陸橋の下に水が溜まっているのが見えました。

そしてもう一つ、そのスプラッシュプール状態の水たまりにヨーロッパの高級車がハザードを点滅させて止まっています。

 

あのぐらいの高級車でも立ち往生するんだなと、チラ見をしながら通りすぎました。

おそらくタイヤが水の中で空回りしているのでしょう。

 

それにしてもマレーシアの人って基本穏やかなのに、なぜ車の運転となると攻めに転じる人がこんなに多いのか謎。