家族でけっこうな利用頻度のデザート屋があります。
マレーシアの飲食店の定番というか、離職率がたかいようで、顔なじみどころか店長ですらコロコロ変わる店です。
そんなに人の出入りが激しい割には味はブレないのが凄いと毎回思っています。
ここ数ヶ月、とてつもなく愛想のないお兄さん(うちでの呼称は「あんちゃん」)が働いています。
たまに他のスタッフに指示出しをしてるところを見ると、店長(仮)か、暫定店長といった感じです。
愛想のない、と書きましたが、正確には無表情です。よくそういう人のことを、目が死んでるとか言いますが、目は普通に生きてます。
客にもスタッフにも一本調子なトーンなので、慣れてくると若干の安定感があったりします。
先日、注文カウンターで子どもと日本語で話してました。ちょっと声がでかかったかもしれません。
あんちゃんに注文をして受け取る時です。いきなり無表情のまま言われました。
「あじがとござーます」
とっさに私は褒めました!
「ありがとうございます。日本語じょうずですね!どこで勉強しましたか?」
「●▲■で、❌❌しますた」
ちょっと何言ってるかわからなかったのですが、無表情のまま、ややドヤりながら答えるあんちゃん。
「そうですか!すごいです。ありがとう。さようなら!」
私たちもワケわかんない答えではありますが、なんとなくコミュニケーションをとったような雰囲気で、その場をあとにしました。
次にこの店を訪れた時は、もっと距離をつめられるのでしょうか。それか店からいなくなってしまってるのか。
色々な意味で、楽しみです。