レストランやスーパーで、なんとなくそこのスタッフとか客同士で世間話でもしていると99.5%ぐらいの割合で「…Japanese?」って聞かれる。
たぶんすごいジャパニーズアクセントな英語でで見破られるんだろうと特に驚かなかったのよ。
とりあえず「おお、よくわかったね〜」と無邪気そうに反応したりする。
ところが最近気づいたのは、旦那と一緒だと日本人と見破られる(って言い方だと、なんだか見破られないように隠密行動でもしているみたいだな)率が高め。
なので聞いてみた。
「そうだよ、ビンゴだよ!でもなんで私が日本人だってわかったの?」
「今、旦那さんと日本語しゃべっていたから」
そういえば、"ど〜せ日本語なんてマイナー言語わかる人はそうそういないよね!"と気が緩み、へたすると「◯◯(スーパーの名前)の方が酒安くないか?」とか、平気でよその店のキャッシャー前で話してたりするという。
英語圏の国にいた頃はニコニコ笑いながら「釣りを投げてよこすな!」とか言ったりしたけど(日本語絶対わからないという前提)、さすがアジアは手強そうな雰囲気がしていたので、ちょっと言葉は控えてて正解だったわ。
で、最近は逆に「あなたは日本語がわかるのですね!どこかで日本語を勉強したんですか?」と日本語で聞いてみることにしました。
やや怪しい感じが漂います。謎の東洋人か私は。
だいたいこっちの話してることがわかるレベルだと、このぐらいの質問にはあっさり答えてくれるんですよね。
そして返ってくるのがほぼ「アニメを見て覚えてました」
もうほんとこのアンサー鉄板よ、鉄板。
世界で日本のアニメブームとかいっても、一部の人が熱狂しているだろうとウラ取りもせず勝手に思い込んでいたのだけど、凄いことになってるわよ!
しかも彼らがすごいのは「アニメを見る」という受動モードにありながら、話しても流暢という能動性を同時に身につけていたこと。
Tealive(香港系アジアンテイストドリンクのチェーン)によく行くんですが、私のメンバーカード(トップアップして使う)の裏には、私の名前が「ひらがな」で書いてあります。
ある時いつものようにそのカードを店のスタッフに渡すと、カードの裏をチラっと見て「これ、君の名(前)?」ってバリバリのタメ口で話かけてきました。
しかもそこ、KLじゃない、けっこうなローカルエリア。
今思えばあの映画が「Your Name」というタイトルで、こっちでも公開されていた頃だったと。
君の名は、と言いたいだけだったんじゃないかと。