サマサマレーシア

意識低い系マレーシア生活

カロリーモンスターを見つけた話

イオンで買い物をした後のことです。

 

子どもが「ゴスロリみたいなパンがある」と意味不明なことを言っているので、見に行ったらこんなのがありました。

 

ふだん日本語をちょいちょい誤用するため、ゴスロリって言われても「わかってんのか?」と半信半疑で近づくと……。

 

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あー、なんかちょっと違うけど、わかるっちゃ、わかる!みたいなパンが確かにそこにありました。

 

プライスタグにはチョコレートクロワッサンと書いてあります。が、なんだろう……違うよな、これ的なビジュアル。

 

2.64RM(70円)という、採算をどこでとっているんだろうという値段もそうですが、ジャンボクロワッサンにがっつりチョコレートが刺さっていました。おいしそうだけど、これ、ヤバイやつ。

 

ゴスロリっていうより、カロリーモンスター。

 

 

某LCC乗り継ぎなしのフライトで新品のスーツケースの取っ手がもげた話

数年前に夏休みの旅行で近場のビーチリゾートに行きました。

いわゆるリモートアイランド(島)ではないので、ビーチはそこそこでしたが、のんびりしました。

 

もったいぶらないでどこに行ったか言えばいいのにって感じですが、そういうのはよその人の旅行記にでもおまかせします。

 

だいたいサービスショットとか、斜め上から撮影したセルフィーとか全くでてこないのに、ねえ。

 

ここまではいい話ですね。でも私の「ここまではいい話」的なのは、後から残念なオチがついてくるパターン。

 

 

トランスファーなしで行きも帰りも直行便。

その半年前ぐらいに新品のスーツケースを家族全員買い換えていました。

チャック式ではない、ゴツいやつです。

ラゲージピックアップで旦那のスーツケースだけなかなかでてきません。

 

ラゲージカルーセル(荷物をピックアップするところ)ではおなじみの、安いスーツケースが爆発して中が飛び出ているやつ、歪みきった段ボールなど、海外の空港でよく見かけるやつがぐるぐる回っていました。

 

荷物ピックアップエリアは、自分のことだけを考えるエゴが渦巻く磁場となっていますよね。

あの独特の自己中空間で血眼になって自分の荷物だけを探していると、飛行機に乗ったという実感がわいてきます。

 

さて旦那のスーツケースがやっとでてきました。旦那はヘルニア持ちなので、私がガツっとつかんで、つかんで…なんか変だな…とこの時思いました。

 

カートに乗せた時に気付きました。

新品のスーツケースの堅牢なハンドルがもげている。

 

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これ、アライバルゲート(到着口の自動ドア)抜けちゃったらダメなやつ。

 

慌てて空港職員にクレームリポートを作ってくれる事務所を聞くと即答。

しかもたらい廻しにならず、一発でわかる。

今から思うと、事案が多いってことじゃないかと。

その証拠にトラブル箇所を見て、秒殺で作成してサインを入れるまでわずか5分。

 

「あとは航空会社のサイトからクレームできるからね」って。

 

たぶんできないんじゃないか、なんかそんな予感が漂っていました。

結果からいうとやはりできませんでした。

 

メインのハンドルのないスーツケース。しかも今回がフライトで使用するの2回目。

1回目は日本一時帰国で購入してKLに戻ってきた時。

 

というわけで、なんか異様な感じが漂うスーツケースを持って、とりあえず家に帰りました。

 

でもなんとこれを1500円程度で直してくれるローカルの修理屋を発見した話に続きます。

 

 

 

 

 

 

訂正を入れた話

どうせ気づいてないと思っていたら、旦那が私のブログを発見していました。

滅多にしてこないテキストを送ってきたと思いきや。

 

「これ書いたの◯◯(私の名前)でしょ?」とURLを貼り付けてきました。

 

旦那の油断ならない面を久々にみました。

 

さらに以前に書いた記事のツッコミを容赦なく入れてきました。

どうやら昨日今日ではなく、一ヶ月ぐらい前から特定していたようです。

敵は本能寺にあり」ってこういう時に言うんでしょうかね。

 

ウザいのでタイトルを直しました。

車検←登録証

 

コメでも書いたら正々堂々とブロックしてやりますが、考えてみたら家で書いているのでIP同じじゃないかと。

 

でも筆は緩めない所存です。

ふざけたコメ書こうものなら、嫌いなおかず連発するからな、と恫喝しておく。

おしゃれなゲンティンになっていてびっくりした話

ゲンティンハイランドが絶賛工事中です。

 

というか、久々に行ったら、あのアジア感炸裂のインチキくさい雰囲気(カジノっていう場所を考えたら狼藉なセリフ)がどんどんなくなって、これじゃブキビッタンあたりと変わらない感じでした。

 

あまり品のよい話ではないのですが、私はあそこに行くと必ず屋内遊園地の方にあるDr.フィッシュで、足の角質をとっていました。もとい、お魚に食べてもらっていましたきれいにしてもらっていました。

というか、マレーシアではけっこう未だにそこらじゅうにDr.フィッシュを見かけます。

私は時間に余裕があればDr.フィッシュを見かけたらなるべく食べてもらうようにやるようにしています。

今回ももちろん家族にはそんな下心は伝えず「久々に(ゲンティンに)涼みに行こうか!」とさわやかさ全開でそそのかします。

 

毎回ゲンティンに行く目的の一つは確実にDr.フィッシュです。これはウケ狙いでもなんでもありません。この際だから言いますが、ゲンティンのDr.フィッシュはよそとは食いつきが違います。本気で角質とるならゲンティン一択とすら今でも思います。

 

が、今回リノベーションと関係しているのかコーナー自体が撤収していたようで、影も形もありませんでした。正直なところ意気消沈しました。

 

おかげでその後、かかとの角質を削りにサロンに行かなければなりませんでした。それはそれでプロの仕事は快適ではありましたが。

 

他にも中国語しか通じない占いの館とか、変な火鍋の店とか、変なみやげもの店とか、どうみてもおいしくなさそうなスイーツとか、アジア的な猥雑さがなくなってしまうのは残念です。

が、こうやって名残おしんでいるやつに限って、実際はそんなに言うほど常連でもなんでもないんですね、私もそうですが。こうして思い出して書いているように見えますが、確かにこれらの店に一度も行ったことはありません。

 

とはいえ、カジノから血相を変えて走ってでてきて、そのままMay BankのATMからすごい勢いでお金をおろしている人を見ると、その平常運転ぶりに安心しました。

 

ゲンティンハイランドはこうでなくっちゃ。

 

あと、雪国(スノーワールド)も残留組なんですね。

毎回入りたいなと思いつつも「真冬に日本に帰ればいいだけの話か」と、一度も入ったことないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意外と遠い郵便局でパオ兄さんに会った話

tetari.hatenablog.comうちからちょっと遠い郵便局に行きました。

理由は旦那がネット通販で買ったものを返却するためです。

待合の椅子で何か食べている人がいました。何を食べているのかわかりませんでしたが、なんだかすごい匂いがしていました。

他の人たちは特に反応していなかったので、ローカルフードだと思います。

 

今から話がちょっとそれます。

私は一度会った人の顔と名前を全く覚えません。

かつて営業職をしていたことがあるのですが、この仕事をしていて、人の名前と顔を覚えられないというのは致命的です。

なので名刺をいただいて商談をしている最中に何度もチラ見。外に出た瞬間、その人の外見の特徴を速攻でメモるためボールペンで書き込んでいました。

退職する時に他のスタッフに引き継ぐために名刺を整理していました。

名刺には「蝉丸」「カトチャン」「サッチャー(注:元英国の首相)」などなんとなく人とわかるような表記がありました。でも、中には全く覚えがなく今となっては、ちょっと何言ってるのかわからないものもありました。

「がんせき(岩石?)」「定規」「出がらし(緑茶)」

おそらく人ではなく状況をメモしたものだと思われます。

 

実は旦那はたった一度ぐらい見た人がどこかの雑踏に混じっていても、センサーがついているんじゃないか!というぐらいロックオンします。

 

今回はまさかのパオ兄さんを発見しました。才能の無駄使いってやつです。

私にこの能力があの時にあれば、もっと仕事を効率化できたかもしれません。

 

しかもカウンター前の待合の椅子の我々の背後に座っているのに、ちょっと後ろを振り向いた瞬間「パオ兄さんだ」と。

 

そこにはしばらく行っていなかった肉まん屋さんのパオ兄さんがいました。

 

実はあれから、たまに買いに行って話をするようになりましたが、ここのところ足が遠のいていました。特に理由はありません。強いていうなら行くまで渋滞にはまるのがイヤかな。

パオ兄さんは超真剣な目つきでスマホゲームをしていました。

 

ほっときゃいいのに私が声をかけたパオ兄さんも、まさかこんなところで私たちと出くわすと思っていなかったようで、聞きもしないのに「ビルの支払いに来たんだよ」と言いました。正確には「ビル、ビル」と言ってカウンターを指差しただけですが。

 

パオ兄さんは先に来ていたので、支払いを終えたはずなのですが、帰りません。

それどころかエアコンの効いた郵便局の待合の椅子に戻り、またゲームを始めました。

 

たぶんサボっていただけだと思います。郵便局はいい感じにエアコンが効いていました……。

やがて私たちの番が来てカウンターに行き、帰り際に見ると、パオ兄さんはまだ座っています。せっかくなので「今から肉まん買いに行くね」とジェスチャーで伝えると「OK」みたいなリアクションをしましたが、実際に行ってみるとパオ兄さんはおらず、他の人が店番をしていました。

 

もちろん「パオ兄さん、郵便局で用事が終わっても涼みながらスマホゲーやってるよ」なんて言わずに、黙って肉まん2個買って帰りました。

 

日本人か?サッカー応援しているよの話

今、スポーツバーのみならず、普通のバー&レストランでもワールドカップのパブリックビューイングをやっています。即席のプロジェクターででっかい画面で。

 

夜10時すぎると、どこからともなくウォォォォオ!!!という怒号のような歓声が聞こえてきます(色指定はいちおうサムライブルーにしてみました)。

 

日本が善戦しているのはとても喜ばしいのですが、私はニワカもいいとこ。

 

サッカーについては、ろくにルールもわかりませんし、オフサイドトラップなんて「エクセルのショートカットコマンドだよ!」と言われても信じてしまうレベル。

でもスポーツダイレクト(スポーツ用品店チェーン)にレプリカユニの値段だけ確認しに行くという、筋金入りのニワカ。ちなみにRM300でした。さすがに公認だけあってマレーシアでもけっこういい値段しました。

でも先月見に行った時は大量に余っていたのに、けっこう売れていました。

 

というわけでけっこう、マレーシア人から声をかけられます。

 

 

ファーマシーに行った時です。顔なじみの薬剤師さんが「アジアで日本だけだな。応援しているよ。」とふだんあまりプライベートな話をしないのに言われました。

 

関係ないけど嬉しいですね、こういうのは。

 

すいません、なんか私がニワカなばっかりに熱量がなくて。

でも私が中継を見ていると点をとられることはわかったので、とりあえず結果だけ見ることにします。

 

そうそうこんなこともありました。

日本×コロンビア戦の後でした。知り合いに会うといきなり目をキラキラさせて報告してくれました。

RM500儲かった。

逆張りとはまさにこのことでしょう。

「ありがとう」と感謝すらされました。

何が?とか、何で?とか野暮なことは聞かないでください。

 

 

 

 

裾(すそ)なら何を縫ってもらっても10RMぽっきりの話

電動ミシンを持っています。が、一度も使ったことがありません。

いきなり何を言っているのかワケわからないと思いますので補足します。

 

前に住んでいた国で、けっこう暇だったので、手芸でもやるかと初期投資として電動ミシンを買いました。が、よくよく考えたら自分、かつてそんなものやったことがなかった。ということで今も箱から出していません。

意識の低いやつが思いつきでなんかすると、散財するという教訓です。

 

さて旦那がアウトレットで刺繍のロゴが入っていると見栄えのよいパンツを2本買いました。でもそれ系のブランドって欧米仕様なんで長いんですよ裾が。

旦那の足が短いと言わないところを評価してください。

 

当然オルターネーション(お直し)行き。

そのアウトレットではお直し入っていなかったので、家の近所のいつものローカル系のとこに持って行くことにしました。

 

そこはいつでもなんでもRM10でお直しします。

暇だと30分、そうじゃなくても翌日に受け取りできます。

 

例えば日本のデパートのお直しの場合、シングルステッチとか、純正の糸を使用するとか色々選択肢がありますが、そこは何も聞かれません。

でもどんなものを持っていってもジャストな糸で仕上げます。

 

ただしマレー語オンリーです。

そのお直しスタッフのおばさんと私たちは、helloとsee ya以外はジェスチャーのみで意思伝達をしています。

 

でも実は以前は仲介して通訳してくれるお姉さんがいました。

専属のプロのトランスレーターではなく、単なる面倒見のよいお姉さんでしかも名前も知りません。

初めてそこに行った時、マレー語しかだめで細かいことを伝えきれないで困っていたところ、隣のショップにいたちょっと露出度高めのお姉さんが、いきなり出てきてマレー語⇆英語の通訳をしてくれたのです。

彼女のことを私たちはフェフ姉さんと呼んでいました。

というのも「月曜から夜更かし」というマツコデラックスさんの番組に出てくるフェフ姉さんという人に似ていたからです。

 

以来、お直しが必要になるとまずはフェフ姉さんを探すようになりました。

フェフ姉さんは暇だとフラフラして、店番をせず、飲み物を買いに行ったりして不在のこともあります。

店、大丈夫なのかと思ったら、隣どうしでちょっとどこかに行く時は相互で見ているようでした。

 

何回かオルタネーションに行っていましたが、そのうちにフェフ姉さんはいなくなってしまったみたいでした。

 

さて以前にも書いたように、うちは大家が家を売るので引越しをしたことがあります。新しい家にカーテンはついていたのですが、そのカーテンがおしゃれで生地もよいのですが……遮光性が皆無。

鳥じゃないんだから、夜明けとともに起きる習慣はありません。

 

新大家はとてもよい人ですが、さすがにすでにあって何も問題のない高級そうなオーダーカーテンを替えてくれというのは躊躇します。

しかも入居前にエージェントから大家のイチオシはこのカーテンなのよって聞いていただけに……。

 

とりあえず専門店などに遮光カーテンを見にいったのですが、うちの全ての寝室のカーテンはオーダーカーテンで、カスタマイズ一択。既成サイズが合わないことが判明しました。

 

そこでなるべく生地が厚くて遮光っぽい、でも安いカーテンを探しに探して、いつものオルターネーションに持っていきました。

 

モノがカーテンだけに、さすがに結構とられるだろうな、と思っていました。

が、試しに値段を聞いてみると1枚/10RM

さすがに「おいおい値段のつけ方、乱暴だな」と思いました。

というか今までカーテンのお直しを承ったことがない感じで、なんだか他の人にも相談していました。

今思うとお友達(知り合い)価格、だったのでしょうか。

なんだか周りの人も、まけちゃいなよ!みたいな雰囲気だったような。

 

カーテンもパンツの裾上げも10RMの均一価格。

日本の緻密な職人技のカーテンのお直しの仕上げと比べるのもなんですが……恐るべし。