サマサマレーシア

意識低い系マレーシア生活

怪しい電話番号を引き継いだのかという話

これはかなり昔の話です。

海外で短期間携帯電話をリースしていたことがありました。

端末を買うに際し、ちょっとタイムラグがあったからです。

その携帯は私がレンタルする直前に、どうやら日本人の若い女子が利用していたようでした。

 

なぜそこまで特定できるのかって?

 

夜になると日本の女子の名前を連呼した酔っぱらった若い男性が英語で、そのレンタル携帯にガンガンかけてきたからです。それも1人2人じゃない!

 

当初は真夜中の着信にびっくりして飛び起きていました。

だいたいそんな時間にかかってくるとか、日本でなにかあった?としか思えないからです。

 

最初は「間違い電話ですよ」と丁寧な対応していました。

でも中には何度も「お前は◯◯◯の友だちか?そばにいるんだろ?かわれ」とか無茶ブリをしてくる奴もいました。

もちろん酔っ払いです。

 

つまり、そういう女子がレンタルしていた携帯か、SIMを引き当ててしまったわけです。

 

たまに旦那に電話に出てもらうと、さらにややこしいことになったので、自粛してもらいました。

 

今はマレーシアでもSIMフリーがあたりまえなので、そういうことにはなりません。

でも、なぜか1年に1度ぐらい、インドネシアかどこかから怪しい電話がかかってきます。なんとなく儲け話っぽい感じを持ちかける謎の紳士といった絵面が浮かびます。

日本語で「あ〜、あ〜、ちょっと何言ってるのかわからない」と対応するように心がけています。

 

そしてついでに言うと、デリバーを頼むと確認の電話が何言ってるのかわからないことがあるので困ります(だから、いい加減バハサ勉強しろっての自分)

 

 

 

炭ソフトクリームを食べた時の話

炭ソフトクリームとはcharcoal soft serveのことです。

チャコールソフトサーブと言うのがめんどくさいので、炭ソフトと言っています。

 

炭はいろいろ吸着してくれていいとか言いますよね。

私の邪気は吸い取ってくれませんけどね←ちょっと口悪い系が悦に入って言う感じが漂ってますね。

 

さてなんとなくギルトフリーな気がしてつい食べてしまいます。

しかも炭コーンにすると、これまたコーンに練りこまれた炭がまたいい感じに吸い取る感があって、ついついコーンに。

 

ソフトサーブにさらにシュガーコーンを追加して、何がギルトフリーだって感じですがね。

 

ある日の午後、買い物帰りに炭ソフトを食べに行きました。

シュガーコーンを追加したのに、普通に器に盛って出てきたので、レシートを見せて「シュガーコーンも追加してますよ」と言いました。

 

するとお店の人は「あら、ごめん」と器はそのままで奥にひっこみました。

 

ここからが私のさもしいところなんですが「もしかしたら、この器いりのはサービスしてくれて、コーンに入れたやつくる?」とワクワクしていました。

 

すぐにお店の人がコーンを手にやってきました!

今日はラッキーデーですね。占いとか見てませんが。

 

と、手に持っているのはコーンだけでした。

 

「逆さになっちゃうけど、ここにのせていいかな?」と

食べかけの器の炭ソフトを指さします。

この状況で「いやです」と言うのは、かなり勇気が必要です。

 

私は普段は不必要なぐらい強気ですが、こういう時に器の小さい人間です。

そう、この炭ソフトが入っているガラスの器のように。

ダレウマにすらなりません。

 

「もちろん、オッケー。じゃSNSにポストするぞ!」とSNSなんてやっていないのに、軽口を叩きました。

お店の人は「いいじゃない!」と笑いながら戻り、面倒くさそうな顔をしながらスマホをチェックし始めました。

 

妄想ですが「うっせー客がコーンがねえって騒ぐから、今逆さでぶっこんでおいたわ」ぐらい言われている可能性もあります。

 

というマレーシア生活にもすっかり慣れてきたっていう他愛ない話です。

こんなバイトならおばちゃん、明日からでもできると思う。

 

 

怪しい名刺がワイパーに挟んであった話

家族で食事に行き、とあるモールの駐車場に車を止めました。

ガードも多く巡回しており安心です。

 

食事の後も買い物をしたりブラブラしたり3時間ぐらい過ごしました。

 

車に戻ってくると何かワイパーに挟んであります。

 

実は別の国に住んでいた時、屋外駐車場に車を停めていた時に同じことがありました。

その時は何かと思ったら…

車をぶつけてしまいました。こちらに連絡ください」と書いてありました。もちろん海外なので「ごめんなさい」はありません。

 

慌ててチェックするとドライバー側のドアが凹んでいました。

修理するのに見積もりにディーラーに行ったり、それをぶつけた相手に送ったり、代車を出してもらったりと、何かと時間を取られ大迷惑でした。

示談にしてやったんだから、相手にとって、うちは神みたいな被害者でしょう。

ちなみにバックレられなかったのは、そこの駐車場には鬼のようにCCDカメラがついていたからだと思います。

アングル変えてバンバン撮影されていたことでしょう。

そうじゃなかったら、絶対に逃げただろうって思います。

 

日本も所構わずバンバンつければ犯罪の抑止力になると思います。これに反対しているのは、どう考えても後ろめたい輩だね。

 

さてというわけで、今回、ワイパーに何か挟んであるのを見てとても焦りました。

どうやら名刺のようです。まさか、またぶつけられたんじゃないかと、一瞬かたまりました。

 

ドキドキしながら見てみると、営業用のビジネスカードでした。

 

業種ですか?

 

取立屋です。あ、すいません言葉が悪かった。

債権回収屋です。

 

難しい負債でも、取立て損ねでもなんでもやってくれるそうです。

お金に困っている人には緊急融資もしますと書いてありました。

 

シンプルなデザインですが、恫喝(どうかつ)という文字が透けて見えるようです。

 

そのビジネスカードですが、私の周囲ではよく見るとマレーシアの登録台数ナンバー1のあの車以外にはさんでありました。

 

広告を投げ込むだけなのに車種を選別しているところから、ほんのりと漂う闇の香りがなんとも言えませんでした。

 

 

 

 

去年の夏にナジブ元首相を見かけた話

なんだかこのタイトル、盛ってるどころかホラ吹きみたいなイメージですね。

まだパカタンハラパンがこんな劇的な勝利を収めるとは誰も想像していなかった2017年の夏の話です。

 

去年からジャパンエキスポというイベントがクアラルンプールで開催されています。

日本発の究極のユーチューバーというかアーチストのピ◯太郎さんも去年、今年と出演して、パビリオンKLは超絶盛り上がりました。

観覧無料(タダ)のイベントっていうのもいいですね。日本人も多くいました。そりゃ見に来るよね。

  

去年行ったのですが、気合マンマンで、登場予定1時間ぐらい前から、ステージのあるセンターコート前の"階段のところ"に陣取って座っていました。

時間が近づくにつれてものすごい混んできて暑かったのを覚えています。

 

さてピ◯太郎さんが登場して、会場は超盛り上がり。30分ほどのパフォーマンスが終了し、とても満足したので何か食べようと、東京ストリートのあるレベル6に上がっていきました。

ブラブラ歩いていると、いきなりボディガードっぽい人が前方からどんどんきます。てっきり万引き犯でも追尾しているかと思いきや、旦那が「あ、ナジブ首相(当時)」とつぶやきました。

 

ホンモノでした。ナジブ元首相もピ◯太郎さんを見たかったのでしょうか?

 

早足で去っていくナジブ元首相を、私はなぜかいきなり追いかけて先回りして撮影しようとした瞬間、明らかにボディガードに緊張感が走った感がありました。

しかし相手はどうみても鈍そうなオバサン(私)。間髪入れずにマレー式の挨拶で右手を胸にあて、そのままスマホを構えると、ナジブ首相は顔をそらしましたが、なんとか撮影。

 

自分でもなんでそんな行動にでたのか全くわかりません。

旦那に言われるまでナジブ首相に気づかなったぐらいだというのに。

 

というわけで、私のスマホにはナジブ元首相の生シャメが一枚今も残っています。

 

マレーシア人の友達や知り合いに見せたのですが、どの人もピコ太郎の写真よりも反応していました。今となっては貴重なオフショットかもしれません。

 

しかし冷静に考えると、要人襲撃かと思われていたのかもしれません。

 

撃たれなくてよかった。

少ないのか多いのか悩んだ話

久しぶりに車のタイヤの空気を入れた方がいいかなと感じたのでガソリンスタンドへ。

満タンにしてそのまま、ゆるゆると空気入れコーナーに。

 

タイヤ空気圧を確認してふと見ると、ポンプになにやら張り紙がしてある。

バハサなので、書いてあるのが故障なのかなんなのかわかりません。

ほんといい加減、学習した方がいいと思います、バハサ。

 

とりあえずガソリンスタンド店内のキャッシャーのオジサンに聞きに行きました。

あのポンプは使えるのか、使えないのか。

 

店内は混んでいて対応できないのか、大きな声で奥に向かって叫ぶと、パンを片手に持ったお兄さんが出てきました。

 

よく見ると顔がそっくりなので親子のようです。

 

そんなことはどうでもいいのですが、オジサンが何か言うと、お兄さんはパンをレジの脇に置いて外に出てきました。

 

息子(たぶん)であるお兄さんが対応してくれることになりました。

 

なんと私の予想は外れ、張り紙がしてある方のポンプが生きてるやつで、隣のが故障していました。

想像ですが「こちらのポンプを使ってください」って書いてあったのだと。

 

お兄さんにお礼を言おうとしたところ、そのままタイヤに空気を入れてくれました!

 

さすがに申し訳ないと思い、慌てて5RM渡したら微妙な顔をして受け取りました。

 

少なかったのか、多すぎたのか、失礼だったのか、後から一気に気になりました。

まさかバッグに入っていたマンゴーグミあげるわけにもいかないし、難しいところです。

ホテルの朝食ビュッフェで怒った話

ビュッフェでまたまた私の怒りの導火線に火をつけた中◯人がいました。

その日は部屋番号を告げる前に、ビュッフェのエントランスで「chinese tour?」と聞かれたので「absolutely not(絶対違うし)」とやんわり言いました。やんわりになっていない?

その時点で、今回の朝食は戦場だなと察していました。

 

分割されたテーブルに案内されましたが、最悪なことに、くだんのツアーのご一行様と一緒にぶっこまれました。

たかだか数年レベルの海外生活でもないので、隣の席で、でかい声でいきなりスマホで話をしてようとも、痰を吐く音が聞こえようとも

平常心

 

隣の中◯人がクチャ食い、でかい声で電話、地面に痰を吐くをしていて、そのたびに「ありえねーし」と日本語で本人に向かって聞こえよがしにディスってましたが、そいつがいきなり私たちのテーブルの奥にあったシュガーホルダー(砂糖のポーションが入っているツボ)に手を伸ばしてきた時には、

 

what!!!!!

 

と絶叫してやりました。もちろん本人を見て、です。

 

こっちは食事中で、手は私の皿の真上を通り、へたすると料理をタッチしそうに。

もちろん一言もなしに。

 

どういうマナーなんだよ!

 

こいつらは束になっていると強気でも、ピンだとヘタレなのを数十年の経験から知っているので、にらんでフォークを止めて、本人に向かって「エクスキューズミー?」と怒鳴ったら、目も合わさずに慌てて目の前の食べ物を飲み込んで、出て行きました。

 

メンツ潰してやるとひっこむからチョロいっちゃチョロい。

ゆっくりと飲むコーヒーも美味しゅうございました。

 

 

 

 

 

 

ファミマのトムヤンクンおでんがすごかった話

さてここマレーシアでもファミマが絶賛増えてきています。

 

ブキビ(ブキッビンタン)とかでは普通にあるし、KLIAでもやたらあって、おにぎり買ったり便利でいいよね。

 

日本ではセブンやローソン派でしたが、こちらではセブンがかなりマレーシアナイズされていてねえ。っておいおいここはマレーシアだからあたりまえ。

 

セブンではカヤパンとか、ナシレマ、ミーゴレンの冷食とか売っていますね。

まあ、なんだ、私はあまり食べません。

 

友達が来ると、いかにもローカルフードに慣れたフリして食べてるけど、普通はほぼ食べません。

 

で、先日とあるガススタンドで洗車を頼んだら、微妙な待ち時間だったので近くのカフェでコーヒー飲んで、まだ時間あったのでついでにファミマをのぞいてみた。

日本みたいなことしているな、とか悦に入ってのもつかの間。

店内入った瞬間、あの匂い。

 

そう!年間通じて売っているマレーシア人が愛してやまない、おでん!

日本だって寒い時期にしか売らないのに、なぜ熱帯のマレーシアで通年販売?という疑問はさておき、そのおでんはトムヤンクンおでん。

だしがトムヤンクン。

匂いも何もかもトムヤンクン。

それを嬉々としてイートインコーナーで食している人々。

 

マレーシアのファミマの主力はトムヤンクンおでん。

 

その日はちょっと体調悪かったので、トムヤンクンおでんの匂いに負けてしまい、早々に退散しました。

 

出るときにチラっとスカウターみたら、トムヤンクンの匂いの戦闘力が振り切れてました←嘘です。