サマサマレーシア

意識低い系マレーシア生活

中華系グラブドライバーとの雑談の話

グラブに乗っていて思うのは、話が好きなのはマレー系と中華系。

なぜか怒っている確率が高いのはインド系である(当社比)。

 

先日なぞ、子供と乗車したらインド系のドライバーさんでいきなり「こんな渋滞ばっかでこの運賃ぽっちじゃ、まったく稼ぎにならねえよ」といきなり悪態を放った。

 

悪いがそれ、私のせいじゃない……。

 

しかも、けっこうカーブが多いので私もふだんそこを通る時は気をつけて運転する幹線道路をグイグイ飛ばしている。

夜とはいえかなりの交通量がある3車線だ。追い越し車線から左の走行車線へのノールック気味な大根切り車線変更は、偶然初恋の人と再会したときぐらい心臓がドキドキした。

 

そんなシチュエーションないけどな。しかもこの年だと会ってもそんなことになるどころか、軽く下ネタのジャブを放つぐらいふてぶてしい。

 

家に帰るまで無事をご先祖様にお願いをしていたのは本当だ。

 

最後に悪い評価をつけられるのはヤバイと感じたのか、家の1km手前ぐらいから手のひらを返したように愛想がよくなった。

わかりやすい。

 

そして今週の初め、昼間ブキビに行くのにグラブった。

最近マジでKL市内の渋滞酷くて、しかもパーキング事情も鬼すぎて車運転する気しねえええ。

 

屋外駐車場で少し歩くとこなら空いてなくもないけど、用事すませて戻ってきて秒で汗が噴き出すサウナ化した車を運転して帰る罰ゲームも嫌だ。日本で買ったサウナハットかぶって運転したとしても、整うわけがない。

 

さてこの日行きは無口な人だったので印象は残らず。

帰りは中華系のおじさんだった。

この感じのおじさんは、今までの経験からするとおしゃべりだ。

 

乗った瞬間におじさんは「Here we go」と言い放った。

興が乗らないときにこういう感じだと英語が全く話せないフリしてしのぐだが、うっかり「sounds good」と煽ってしまった。

 

そこからおじさんの独断場だ。

しばらくよくある世間話のラリーが続く。

 

「マレーシア何年住んでる」

「家族は?」

「仕事は?」

「マレーシアどこ旅行した?」

「食べ物は何が好き?」

 

姑息な私は食べ物は何が好きの質問に関しては民族によって答えを変える。

以前マレー系のドライバーさんに「クエが好きです。クエラピス」といったら、すげえ喜んでくれて、誰かに電話までしてそのことを報告していた(笑)。

バハサだったので何言ってるかよくわかんなかったが、「クエ」「ジャプン」「マカン」的な単語が聞こえてきたから、たぶんそうかなと盛って補完してみた。

 

この話このブログのどっかに書いた。

めんどくさいからリンクなし。

 

今回はチキンライスとまぜそばが好きだと言ったら、おじさんはまぜそばはあまり好きじゃないとカウンターを返してきた。

 

おじさんは日本のトンカツが好きだと言っていた。

「肉は豚」と中華系らしい潔い一言だった。

 

さて道路が渋滞し始めていた。

知っているのにあえて「渋滞むごいよね」と言ったら「ひどいとマラッカまでつながるんだよ」とため息をつきながら真顔で言った。

 

たぶんそれ、つながらないわ。

 

事故もあって、カンポン帰省あって、なおかつマレーバクでも出現してもアローガジャあたりで渋滞切れるわ←誰も知らねえって。

 

そこでおじさんが聞いていた「どこで英語勉強したの?」

うむ、めんどくさいので「マレーシアに来てから」と答えたら「どこで?って聞いているんだよ」とやんわりとたしなめた。

明らかにマレーシア英語ではないからな。

 

仕方ないので「アメリカ」と答えたら「いや、それも違う」と言われたので、めんどくさくなって「本当は日本です」と言ったら納得してくれた。

最初からそう言えばよかった。

 

子供はマレーシア訛り、シンガポール訛りの英語もわかるし、ある程度寄せて話せると言っている。

就職してそんな余計なことを言うと、東南アジアの周りの営業につかされるから言うなよと今から釘を刺しておいた。

 

そこからあんなにも饒舌だったおじさんは黙ってしまった。

 

だが降りる時に少しチップをあげたらまたテンション高めになった。

地獄の沙汰も金次第と思う事例が増えたような気がする。