サマサマレーシア

意識低い系マレーシア生活

ハチが出た話 その3

テラスにまたまたハチが出た。

tetari.hatenablog.com

その1もどこかにある。

 

1年半ぶり3回目

甲子園出場校ならかなりの強豪かつ常連校だ。

なんなら春夏の両大会を制しててもおかしくない。


てな話はさておき、今回は置いてあるサボテンの鉢の裏から不穏な羽音が聞こえてきた。

 

さすがに3回目になると少し気が緩んで慣れてきて、逃げ道を確保しつつやや近くによりつつ「サボテンの棘に刺されて自滅してくんないかな」と思っていた。

 

が、ハチは戦闘機のハリアーが垂直離陸をするような軽快な感じで上昇してきたので、慌てて家の中に入った。←この表現で誰に伝わるのかわからないが。

 

前回同様に旦那を叩き起こして、手にワンプッシュを握らせてテラスを指差した。
半分寝ぼけているが、瞬時に察した旦那は若干警戒するようにつっかけを履いて外へ。

弱っているようにも見えたが、一気に上昇すると旦那に向かってきた。

心の底から「格闘しているのが自分ではなくてよかった」と思った。ひとでなしと思うかもしれないが、こっちは今度刺されたらアナフィラキシーを起こす確率高いからな。

 

蛇足だが昭和の時代の小学生だった旦那は日本脳炎の注射を誤って2回打たれたそうだ。一度打たれたあとなぜか先生が「〇〇くん、まだ打ってないでしょ」と言い出し、「打った」と言ったのだが信じてもらえずもう一度打たされてしまった言っていた。

今の時代ならすごい問題になって、金の匂いに敏感な全然関係ない連中まで、「それ金とれますね!支援します」とか湧きて出てきて祭りになりそうな話だな。

 

なので、旦那がときどき辻褄が合わないことを言い出すと「これも日本脳炎の予防接種2回打っちゃったからかもな」と思うことにしている。

 

話は戻すがハチは向かってきたが、すぐ踵をかえして(って飛んでるけど踵を返すって言い方あってる?)旋回している。そしてサボテンの上に止まった瞬間、旦那の伝家の宝刀が炸裂する。

シュッと噴霧しただけだけどな。

 

「おい、サボテンってワンプッシュ噴霧しても大丈夫か?」と心配だ。

ハチのやつ、サボテンの盾で身を守ろうとしやがって姑息だなと思っていたら、再度上昇するかと見せかけてそのまま地面に落下した。

 

前も書いたけど最初の襲来に遭ってから私はたまにハチの生態を研究している。単にググって適当なやつ読んでるだけだが。

ハチは死ぬと「やられた」という信号を出して、それを検知した仲間が報復にくるらしい。だが過去2回来なかったので若干安心している。

 

本来ならスマホでグーグルレンズ撮影して特定してもらいたいのだが、やはり死んだフリして逆襲とか怖くて手間取ってられない。

尻からでっかい針が出ているのだけ確認して、刺してこないハチミツがとれる針なしハチではないのだけは自分で特定した。

 

その数日後、バッタリあった隣人に聞いたら「ハチ?見ないわよ」と一蹴されたので、マジで謎。誰かうちにだけハチを放っているのか?