サマサマレーシア

意識低い系マレーシア生活

マレーシアで大家にいきなり「家売るから契約更新なしね」と言われた話 その4

tetari.hatenablog.com

一方的に旦那のWhatsAppでメッセージを送って仮契約をキャンセル。

とここで過去記事の修正をするのがめんどくさいので、ここで一気に訂正。

× What's UP

◯ WhatsApp

 

一度だけ着信があったがガン無視。

おばちゃんエージェントは前にも書いたように、新築物件の販売の方に行ってしまったので、新しく紹介してもらった。

もちろんおばちゃんエージェントが紹介してくれるのは、おばちゃん!

 

さっそく新・おばちゃんエージェントから連絡がある。自分もおばちゃんなので、話は早い。すぐに見せてもらった物件で即決。この道17年だけあって、持ってるわ、物件。

 

ついでに今回の顛末について他にもいろいろあったので、愚痴りだすと新・おばちゃんエージェントはちょっと口を濁しながらも「そこのエージェントは新進でやり手らしいけど、あまりいい噂はきかない」と言い出した。

具体的にはここには書かないけど、新・おばちゃんエージェントもちょっと自分の担当物件でヤラれそうになったみたいだった。

 

これからマレーシアに単身で来て物件を探す予定があるならキレイ目なミニスカボディコン系のエージェントはあてにならないことがあるかもしれませんよ。

 

↑ただしその場で仮契約を急かした場合

 

ちなみにこの新・おばちゃんエージェントは、「大家の連絡先はあとで伝えるから、トラブルとかあったら直接やりとりしてね」のタイプだった。

 

さて次は引越し屋さんの選定の話に続きます。

ちなみにインド系のローカルに頼みました。

 

 

 

 

親日家のマレーシア人にアニメファンが多い率

レストランやスーパーで、なんとなくそこのスタッフとか客同士で世間話でもしていると99.5%ぐらいの割合で「…Japanese?」って聞かれる。

たぶんすごいジャパニーズアクセントな英語でで見破られるんだろうと特に驚かなかったのよ。

とりあえず「おお、よくわかったね〜」と無邪気そうに反応したりする。

 

ところが最近気づいたのは、旦那と一緒だと日本人と見破られる(って言い方だと、なんだか見破られないように隠密行動でもしているみたいだな)率が高め。

なので聞いてみた。

 

「そうだよ、ビンゴだよ!でもなんで私が日本人だってわかったの?」

「今、旦那さんと日本語しゃべっていたから」

 

そういえば、"ど〜せ日本語なんてマイナー言語わかる人はそうそういないよね!"と気が緩み、へたすると「◯◯(スーパーの名前)の方が酒安くないか?」とか、平気でよその店のキャッシャー前で話してたりするという。

 

英語圏の国にいた頃はニコニコ笑いながら「釣りを投げてよこすな!」とか言ったりしたけど(日本語絶対わからないという前提)、さすがアジアは手強そうな雰囲気がしていたので、ちょっと言葉は控えてて正解だったわ。

 

で、最近は逆に「あなたは日本語がわかるのですね!どこかで日本語を勉強したんですか?」と日本語で聞いてみることにしました。

やや怪しい感じが漂います。謎の東洋人か私は。

 

だいたいこっちの話してることがわかるレベルだと、このぐらいの質問にはあっさり答えてくれるんですよね。

そして返ってくるのがほぼ「アニメを見て覚えてました」

もうほんとこのアンサー鉄板よ、鉄板。

 

世界で日本のアニメブームとかいっても、一部の人が熱狂しているだろうとウラ取りもせず勝手に思い込んでいたのだけど、凄いことになってるわよ!

 

しかも彼らがすごいのは「アニメを見る」という受動モードにありながら、話しても流暢という能動性を同時に身につけていたこと。

 

Tealive(香港系アジアンテイストドリンクのチェーン)によく行くんですが、私のメンバーカード(トップアップして使う)の裏には、私の名前が「ひらがな」で書いてあります。

 

ある時いつものようにそのカードを店のスタッフに渡すと、カードの裏をチラっと見て「これ、君の名(前)?」ってバリバリのタメ口で話かけてきました。

しかもそこ、KLじゃない、けっこうなローカルエリア。

今思えばあの映画が「Your Name」というタイトルで、こっちでも公開されていた頃だったと。

 

君の名は、と言いたいだけだったんじゃないかと。

 

 

マレーシアで大家にいきなり「家売るから契約更新なしね」と言われた話 その3

tetari.hatenablog.com

その晩、銀行のオンラインバンキングで手つけを支払ったが、冷静になるとこの物件の難点に気持ちが重くなってきた。

汚いし、それに旦那が密かに撮影していた画像にはさらに驚愕の事実が。

シーリングファンがひん曲がっていた。

天井にジャンプでもして飛びついたのか?前の住人は。

 

ということでキャンセルしようと、イケイケギャルのエージェントに連絡。なにしろまだ大家のサインがもらえてないとのことで、契約完了していない。

あれだけコール&レスポンスだったエージェントはまさかのスルー。が、その5分後に、いきなり「スクショで撮った大家(とおぼしき)サインをアプリかなんかで合成したような(あくまでも推定)契約書の画像」を送りつけてきた。

 

そしてキャンセルについては一言も触れず、に。

 

ということで、こっちはもうその物件は絶対にキャンセルしたいので、プロジェクトの方に移るといってこっちは放置プレイ状態、というかもはやほぼ無関係になりつつあった、元エージェントのおばちゃんにちょっと相談してみる。

私「久しぶりです。うちの大家、ここ売るって言ってるんですけど、聞いてます?」

おばちゃん「え?投機で買ったって話だから、しばらく売らない(物件として寝かしておく)と思ってのに。」

私「でね、実はこれこれ、こういうエージェントでね…(即決で仮申し込みして前金払った一連の流れを話す)。でもやはり部屋数も一部屋少ないし、今と同じぐらいの物件を探したいんですよ」

おばちゃん「……前金は多分戻らないけど、まだ本契約じゃないから。とにかく速攻で『その物件はキャンセルします』とだけ文書で連絡しなさい。」

私「大丈夫ですかね」

おばちゃん「まだ全然問題ないわよ。仮契約だったから」

 

ということで旦那に速攻「その物件はキャンセルします」とWhat's Upで送信させた。

パオにいさんの話

前々からそこを車で通る時はすごい気になっていた、ガッチガチのローカルチャイニーズコミュニティーのホーカー街。

マレーシアに限らず何年か東南アジアとかに住んでいると、汚いとこ(←失礼だな、この物言い)で食事している画像とかアップしている人いますよね。

あれ、すごいなあと思います。

うちは特別に潔癖症ってわけでもないんですが、ちょっとハードル高いかなと思うんですよ。というのも、みんな腹が弱くてね。

というか、移住して3日目に食あたりになってまず世話になったのがクリニックだったんでね。

で、数年(年数とか書いてしまうと特定されるので)住んでいても、スルー。

 

とはいえ、だんだん慣れてくると、好奇心に抗えなくなってくる。というか、おいしそうなのよ。

マレーシアに住んでいると、ほんと料理したくなくなるのよ。

うちはウェットキッチンがない家なので、常に直火との格闘。

ほんと前住んでた国で、トランスつないで日本のパン焼き機(安定のナショナル)でパン焼いていたのとか、話が遠い目になる。

 

話がそれたけど、気になる肉まん屋さんに意を決して行ってみました。

中国語しか通じないみたいでいまいち意思疎通ができなかったけど、どうやら肉まんを注文できました。そこのメニューってマレー語、中国語しか書いてないのよ。

そこにいたお兄さんがとても親切で、心の中で「パオ(包)にいさん」と命名させていただきました。包とは饅頭ってことです。

 

意地汚いので家族で速攻車の中で食べたけど、日本のコンビニの値段の半額以下でひっくりかえるほど美味しかったわ。

たぶんここがすごい美味しいわけじゃなくて、掘ればいくらでもあるんだろうね、こういうところは。

アジアおそるべし。

 

我が家の心のリピありリスト入りしました。

いやあ、しかし何入ってるんだろ……。

 

マレーシアで大家にいきなり「家売るから契約更新なしね」と言われた話の 大家こぼれ話

さてここで、うちの元大家(Landlord)について書いてみます。

 

マレーシアの物件の大家というのは、ネットで探せばブログとかいろいろ出てきます。

一概には言えないんですが、パターンがいくつかあるようです。

 

1.エージェントが完全なる仲介役で大家と店子は全く接触しない。

2.エージェントが一度ぐらいは大家に紹介してくれるが、メンテナンスなどの連絡は店子がエージェントを介して。

3.エージェントは初期の案内や事務手続き(コントラクトの作成、チェック、サイン)はするが、あとは大家の連絡先を教えるので、メンテナンスやトラブルは直接やりとりしてね。

 

家を売ると言った大家の職業はおろか何モノなのかは全く不明。中華系エージェントのおばちゃんが言うには「海外暮らしで不動産投機をしていて、何軒も物件持っていて今回初めて、持っている物件を賃貸に出したような人」だそうだ。

なので「店子を持つことに慣れていないのよ」とのこと。

 

この大家は最初のうちは1.のパターンでした。が、エージェントのおばちゃんが「これからは私はプロジェクト(新築販売)の方を重点的にするので、何かあったら大家と直接やり取りしてね」とSNSアプリからメッセージがやってきました。

後からなんとなく察するに、つまりあくまでも私の想像なのですが、エージェントがなんだか半分キレていたようです。それは最後のこの物件を引っ越す時の最終チェックの話に続きます。

ちなみにマレーシアでSNSアプリというと、LINEではなくWhat's Upです。

なぜかエージェントのおばちゃんが発音すると「わっせ!」と聞こえるので、祭りのかけ声を彷彿させます。

 

そうこうしているうちに大家からいきなり旦那のWhat's Upにメッセージが。

※これは入居してまだ3ヶ月ぐらいの話で、まさかその後「出て行け」と言われるとは思ってもみなかった頃の話です。

 

「来週の土曜日マレーシア入りするので1度ご挨拶」

 

今現在どこにいるのか、どこからやってくるのかとか全くわかりません。ちなみに中華系というのと、英語が流暢(マレーシア訛りがあまりない)というのはわかっていましたが、マレーシア人の方なのか、他の中華圏の国の人なのかもわかりません。

「忙しい」とか適当なウソをついて断ってもよかったのですが、なんとなく意識高い系っぽい感じがしたので、興味がわいて、乗り気ではない旦那をたきつけました。

 

ということで週末に指定された意識高い系のカフェへ。

店内はノートPCやタブレットをかかえた人が多く、いわゆる意識高い系層が厚く「わかるかな〜」と思っていましたが、なぜか一発でわかりました。

中でもとりわけ身綺麗で意識高い系(自分でもわかってますがほんとやな奴です)ビジネスマンっぽい男性が、キリッ、キリッな感じで店の中に入ってきたからです。

旦那はヨレヨレのポロシャツを着て、しかも頭には寝グセのおまけつき。私ですか?もちろん平服ですよ。でもちょっとぐらい抗おうかと(見えない敵とでも戦っているんでしょうか?)、一張羅の某高級時計(金でできたやつ)をつけてきましたが、服が服なのと、場所が東南アジアのせいか、どうみても偽物にしか見えないのに気付きました。

 

人の目を見てガッチリ握手。これはアメリカの匂いがするね。と思ったら、やはり西海岸の名門校に留学経験あり。

 

マレーシアに来た理由とかビザのこととか、前にいた国のこととか聞かれてた後、今度は自分のことを「当たり障りがない程度に」気さくに語り始めました。

そして「物件は問題ないか?」「何かあったらすぐ連絡してください」とか、それなりに大家らしさも見せつつ。

でも一緒に来たうちの子が、親と比べて英語の発音が全然違うレベルだったせいで、何を勘違いしたのか「ハーフ?」ってとんちんかんな質問をしてきた時は脱力した。

 

何も共通点がないため、ものの15分で話は行き詰まり、30分でお開きとなりました。

お金持ちと言われるとそうかな、とも思いました。

空港のデューティーフリーで買ったおぼしきリンドール(リンツの丸いボンボンのショコラ)をおみやげにくれたのですが、家でみたら全部くっついて溶けていて、元素模型みたいになっていました。

 

 

 

マレーシアで大家にいきなり「家売るから契約更新なしね」と言われた話 その2

tetari.hatenablog.com

とりあえずよさそうな物件を持っていそうなエージェントに連絡して内覧させてもらうことになりました。

待ち合わせの場所で待っているが「すみません遅れます」「あと5分です」とかマメにテキストを送ってくる。これは異常に好感度アップ。

マレーシアなのに?というと失礼だけど、つい先日もうちはコントラクター(メンテナンスとかをしてくれる人)に来てもらう予定時間にドタキャンされたりしている。

ちなみにこの時の言い訳は「向かっている途中で車が壊れて動かなくなった」だった。

ハイハイ……。

 

やがてこっちに向かってくるスポーツタイプのメルセデ◯ベンツ。

私たち家族前で止まる。

何かと思っていると中から現れた昭和のミニスカボディコン、ワンレングスと、どこかの芸人さんのようなデーハな中華系のお姉ちゃん登場。

「エージェントの◯◯でえーす。遅れてごめんなさいね」とご挨拶の口から猛烈なタバコ臭が。

 

ヘビースモーカーだろうが、酒乱だろうが仕事さえキッチリだったらいいので、そこはさらりと流す。

さっそく内覧。間取りは希望どおりだったのだが、よく見るとすごい汚い。

新築の物件なのに、汚い。

でも予算も間取りも希望にあっていて、しかもこっちはちょっと引越しをすることであせっていたので、やらかしてしまいました。

「今即決しないと、流れてしまうかもよ、なんですこの物件」

 

仮申し込み書を書いて、その晩、手付けを払ってしまったんですよ。

マレーシアで大家にいきなり「家売るから契約更新なしね」と言われた話

もう随分前のことになりますが、来馬して最初に借りた家、1年半でいきなり大家(landlord)から「あ〜、今あなたたちの住んでいる家、売りに出すことにしたから、売れるまで住んでていいよ。でも内覧の人は来るからよろしくね」とテキストがきた。

 

我が家の家はまだ国外にいる時に物件を探すサイトを通じて、エージェント(不動産屋さん)に連絡。クラルンプール入りしたその日に、希望する物件を5件ぐらい見せてもらって決めた。←テキトーだが海外の家なんてだいたい期待する方が間違っているという認識。

というか、長時間フライトでかなりダメージくらっているのに、さらに行ったこともない国(下見せずに移住というチャレンジャー)でいきなり、仕様の違う物件をいくつも見たら、どれも全く記憶に残らない。

 

そこに決めた理由はただ一つ大家が購入して以来寝かしてあった物件。つまり過去に「未入居」だったということのみ。だって人が住んでなかったならば、キレイそうじゃない?って思っただけ。

実は日本以外の海外では大家の権利ってのが超絶に強いことが多くて、うちも過去に前に住んでいた国で、同様の理由で引越しをしなければならない憂き目にあっている。

あ〜、、久々に来たなと。

でもひるんでいる時間があったら、とっとと次の物件探し&引越し屋の選定をしなければならない。

まずはすっかりアプリから削除した物件探しサイトを再度インストール。そして住み慣れた近隣の物件をチェック。

マレーシアのこの物件探しサイトは、悪く言うとほぼ「おとり広告」と言っても過言じゃない。なぜかというと、例えばあるコンドの物件がいくつかあると、エージェントは違えど、写真の使い回しが酷い(笑)。

その部屋は実際にあってもすでに入居されているが、レイアウトが同じだからこの画像でいいか!って感じで掲載されていて、何枚写真があろうと、全く参考にならない。

あと個人的感想だが、若くてキレイ系のイケイケなおねーちゃんのエージェントはこれからも避けたいと思った。

うち?前回も今回もおばちゃん系(日本だと世話焼き系の)のエージェントでしたよ。

 

つづく