サマサマレーシア

意識低い系マレーシア生活

親子留学とかで海外に出るともれなく経験する現実という話

おや、なんだからしくないタイトルですね。

いつもポンコツ記事連発ですが、子どもがいて、学校に通っているといろいろあったりします。

 

うちの子は日本では全く英語の勉強をしていませんでした。

なにしろ「アイスクリームは日本語!英語なにそれおいしいの?」と考えていたレベル、というか年齢でした。

からの英語圏現地校。

 

いやあ、本人も泣きたいだろうけど、こっちも久々の"手加減なしの英語"で泣きたい気持ちでした。

 

海外生活で困らないという基準は人にもよりますが、うちの場合は「不動産屋、役所関係、病院、税金、インシュランスなどで、なんとか登録や問題解決ができる」程度です。

これで困らないってレベルとは意識低すぎ(笑)と思われるでしょうが、まあ今まで特にとんでもない目に遭ってないぐらいということでよろしく。

 

キツイのはネイティブとの長々とする世間話でした。

 

と、いうのも海外というのは同じ場所に集まった人々でも恐ろしくクラス(階層)が違うことがあるため、嫌な言い方をすると教養のある人、ない人の英語やボキャブラリーが全く異なるのです。

 

自分、覚醒してネイティブになったか!と思えるほどよくわかる英語を話してくれるママもいれば、ちょっと何言ってるのかわからないってママもいるのです。

また、もちろんですがみんながみんな日本なんかに興味を持っているわけでもなく、むしろ好印象を持っていないという場合、地味に攻撃されたりします。

私はこの性格ですので、やられたら倍にして返しますけどね。

 

よく英語ができなくても大丈夫!っていうけど、絶対半分信じちゃだめですよ。

 

だいたい海外に行って現地人の友達ができるかな、ワクワクっていうのはシングルで渡航した場合。ファミリー単位だとある程度コミュニケーションできないと、例えば家族単位で招かれて食事やお茶をする時に、オーイエス!で押し通す作り笑顔の3時間とかで苦痛になるんじゃないかと。

 

学校でも思ったよりも英語を話す機会があります。

学級懇談会といったものはなく、基本は先生と保護者の面談となります。

また学校行事のボランティアの要請やオープンスクールの手伝いなどで任意ですが参加を求められることも多々あります。

保護者面談は学校によっては通訳を頼めますが、ほぼ中国語で、場所によっては日本語は手配できませんでした、とかありますからね。

 

うちの子どもはクラスのボトムから、なんとかトップグループまであがるのに、約2年以上かかりました。トップグループなどというと、なんだか勉強がすごいできる子みたいですが、日本人は一般的にある程度英語の問題がクリアされると、このパターンが多いのではないかと思います。算数などは日本の方がかなり高度なことをやっているからです。なにしろ九九の暗記をする民族ですから。まあ、インド系は12の段までやると聞いて、さすが0を発見した国は違うなと思いましたが。

 

また現地では恐ろしく勉強をしない子どもも多く、先生も宿題をやってこなくても何も言いません。←成績にはもちろん反映されますが。エリアによっては中学でドロップアプトしてしまうのが普通だったりするらしいです。

 

買い物にいった市場のおばちゃんたちと立ち話をして、子どもの話になると「来年に今頃はおかあさん、おとうさんの通訳をするぐらいになっているよ」と言われて間に受けていましたが、今から思うとかなり盛られていた話でした。

 

親子留学とか言いますが、成果を出すのに必要とされるのは動じない心。この一点です。小賢しい勉強なかしたところで、現地にどれだけアジャストさせられるか、のみじゃないかと思います。特に子どもが小学校低学年のうちは。