【番外編】都合が悪くなると英語がわからないフリをして切り抜ける話
先日はうっかり英語で対応してしまったばかりに、ヤバみある状況に追い込まれてしまった、かもしれない話を書きました。
実はけっこうこの手の怪しげな人々にロックオンされる率高いため、対応策として「英語がわからないフリをする作戦」を実行していました。
そんなフリなんてしなくても、普通にしているだけの話なんですが。
ある時は某英語圏の国でバッタ屋みたいなところで靴を見ていた時の話です。
そこは有名ブランドのディスプレイ品、デモ品などを激安で売っていました。
興味がないので買いませんでしたがGとかCとかありましたね。
ブランド好きだったら食いつく定価の80%オフは当たり前。
こういう本当に美味しいショップの話ってネットに絶対出ないってのは察しがつきますよね。
そこを出て隣のコーヒー屋に入った瞬間、ネットワークビジネス(ネズミ講)のお誘いを受けました。
いきなり普通のオバサン(当時)がそこそこ若いねーちゃん(私)の私の席にドカンと座って「ビジネスに興味ない?」って話かけてきました。
そこそこ暇だった私は、時間つぶしに昨日今日、どこかの東洋から来た小娘という設定で話を聞くことにしました。
日本語で聞いても英語で聞いてもやってることは同じネズミ講なんで、簡単に話はわかりましたが、メンバー登録させようと必死だから、そこからが粘る。
「ビッグになれる」
「何もしなくても日銭が入ってくる」
「人のためになって、しかも地位も名誉もついてくる」
そこでめんどくさくなったので、一言
「イママデ キキマシタ ハナシ ヨク ワカリマセン ソーリー」
30分近く話し込んだオバサン、ああそうですかと、撤収するわけもなし。
驚くことに、ゆっくりと単純な英語でもう一度最初から話を始めました。
ESLの先生だってそこまで丁寧にやってくれません。
このオバサンは無償の奉仕です。すばらしいですね。
正直、話は大体わかっていたし、そろそろ帰りたくなったので言いました。
「ごめんさない、興味ないです」
これを日本語ではっきりと言って席を立ちました。
海外で生活する時は英語が流暢になりたい方向にフォーカスしますが、できないならできないなりに都合の悪い時はミュートするというのも必要かもしれませんね。