去年、私の車がパンクをしました。
こんな書き方すると、なんだか日本語学習のテキストに出てくる例文のようですね。
あ、「てにをは」がおかしいだけか、自分がやべえのか。
パンクした時、自動車保険にロードサービスが付帯してるので電話したら、マレーシアなのにわずか10分でバイクのお兄さんが来てビビった。近所の物陰にでも潜んでいのただろうか。
だが、スペアタイヤと交換しただけで、すぐに帰っていった。
で、近所のタイヤ屋で純正よりいいタイヤ履かせたけど、その後、決済したカードが不正使用されたのが、そこのせいじゃないかもだけど疑心暗鬼。
で、今回、また後輪がパンクしていた。
チューブレスだったから気がつかないでけっこう乗ってしまっていた。
いつパンクしたんだ?
明るいところでよく見ると、ガッツリ釘拾っている。
最寄りのタイヤ屋をググって行ってみると、そこは洗車場だった。
また騙された。
なので近くのガススタにヘルプを求めた。
泣く子も黙るマレーシア最大手のあそこなら、対応してくれるかと思いきや、「うちは無理」と塩対応だった。
バースト怖っと思いつつダメ元で少し走っていった赤と青のロゴの大きめなガススタでダメ元でそこらへんでジュース飲んでた安全ベスト着用のお兄さんに聞いたら、「ん?見せて?あ、これ処置できるわ」となんか奥に行ってツール持ってきてくれた。
ちなみに安全ベストのお兄さんはマレー語オンリーなんで、私とは全くコミュニケーションがとれない。
なのでここからはイマジナリーフレンドならぬ、イマジナリーカンバセーションが繰り広げられる。
お兄さんは何か使いかけのゴムと接着剤を手にして、トランクのジャッキを取り出し、タイヤを外してゴムを穴に詰めて接着剤を流し込んでペンチでぎゅうぎゅう押して言った。
「はい、直ったよ」
この「直ったよ」はたぶんだ。かがんで作業していたが、立ち上がって直したところを指さして何か言っていたから、たぶん。
これは材料費とチップいるなと財布を取り出していたら、もう一人、そのお兄さんの手下みたいのを呼んでタイヤを指差して指示出しをしている。
そうか、修理したら空気を入れるんだが、タイヤ重いから手下にやらせるんだな、たぶん。
手下はコロコロとうまいことタイヤをあやつって、ガススタのすみにある空気入れ場で作業をしていた。いや、ドアのとこに書いてある空気圧表見ないで、適当にポンプしている、たぶん。
最初にいくらかかるのか聞いたら、別にたいした処置じゃないから要らないよ〜って言っていたと思う、たぶん。
ここまでの会話、全部、たぶん。
なのでチップを渡そうと思っていたのだが、手下にもあげないといけないことになる。
だが、作業をしたのはお兄さんなので同額でいいものか。
このあたりがつくづく日本人だ。
結局、10リンギ差をつけて渡した。
確かめもせず、かといって不満そうでも満足そうでもなく、二人ともポケットに札をねじ込んで、仕事に戻っていった。
そしてあれから1週間。
あまり乗っていないが、これタイヤ1本だけ替えなきゃだけど、アライメント考えると最低2本替えてローテーションなるのかとか、悩んでいる。
それと、今アライメントとれてない状態なのでちょっと不安とか言ってないで、さっさとタイヤ屋いけ、自分。