日本語が流暢すぎてタメ口になっていた話
以前にTea Liveに行ったところ「これ君の名?」って聞かれた話をしました。
実は以前にも酒のまとめ買いをしていた時に似たようなことがありました。
ワインを6本まとめて買った時です。
旦那と「どうしようか。」と車までの運び方法を模索していると、どこからか聞こえてきた声。
「あ、そこに箱あるよ。」
一瞬空耳かなと思いました。暑さのせいでイカれてきたのか「あ、そこに箱があるよ」って聞こえた気がしました。
が、レジを抜けた真正面に確かに箱が積んであります。
でもそれは、地球とチャネリングしたとか、そんな精神的世界の話でもなんでもなく、今、支払いを済ませたキャッシャーのお兄さんの口から出たセリフでした。
ただ、お兄さんは微笑んでいるだけだったので、ちょっと自信がなくなりました。
なので一応聞いてみました。「今、あなたは日本語で、『ここに箱があるよ』って言いましたか?」
そしたら「はい、私は〇〇。日本の小学生に英語を教えていたこともあって、〜〜ってところに2年ぐらい住んでたんだよね」
でました!タメ口です。
日本語タメ口のマレーシア人はかなりの確実で流暢の法則発動です。
今回はこっちから聞いてみました。
「もしかして、日本のアニメ好き?」
……聞くまでもないことでした。
残念ながら私はナルトと聞いても、あのラーメンの具材のナルトぐらいしか思い浮かばないぐらいのアニメオンチです。
彼の名前はロブさん(仮名)といって、日本に在住していた場所が我が家とゆかりのある場所だったので、ひとしきり近所の日帰り温泉や、食べ物などの話で盛り上がりました。
ちなみにロブさんは私からすれば息子と言っても通じてしまう年齢です。
「ハイハイ、あの温泉ね。て、いうかさ、あそこはよく行ったけど、男湯と女湯が週替わりじゃん?」
「あの店、最近どう?あ、そうか、こっち住んでるから行ってないよね。」
書き出すとごく普通の世間話です。
でもロブさんは日本在住経験があるので、目上の人には敬語ってのはわかっているようでした。
自分なりになんとか敬語を使おうとしているのですが、やはり「あ、そこの箱ワイン入れるのにぴったりでござります。」となぜか微妙に武士のような口調になっていました。
若いというのはもちろんあると思います。
でもどう考えても文法的なストラクチャの違いすぎる日本語をあんなに流暢にしかも数年で操ってる人が、マレーシアにゴロゴロいる現実。
自分がやってきた英語の勉強の闇を見ました……。
「